受信不調のご相談を頂きお伺いしてきました。
ホームページからのご依頼ありがとうございます。
3年ほど前に他社さまで取り付けたそうなのですが、連絡先が分からなくなってしまったそうです。
デザインアンテナの受信不調の場合、方向調整では直らないことが多いです。
到着してアンテナを見上げてみると・・・
ブースターの蓋が開いてますね。
雨水などで故障していないと良いのですが。
お部屋にお邪魔させていただき、テレビ端子で現状を拝見します。
全体的に悪い状態ですが、TBSを基準にして調べてみることに。
大雑把な計算だと、57.7dBμから20dBを引いたのがアンテナ直下の数値になるのですが・・・
そうすると30dBμ台かと。
ちょっと低いですね。
続いてアンテナ直下の数値を見てみます。
アンテナ直下の数値は、「ほぼ受信できていない」でした。
放送局名も表示されないレベルです。
方向を変えても全く改善されないので、移設することが必須となります。
幸い大屋根の破風に持って行けば改善できることが分かりました。
工事内容にご了承いただけたので、早速移設に取り掛かります。
ベース金具を外します。
ビスが少ないし防水処理が一切されていないので、取り外した跡は少なめで済みますね。
ビスの跡は変性シリコンをいれて防水しておきました。
このようなところに取り付けます。
もっと低くしてしまうと感度が落ちるので、この位置に落ち着きました。
最初とは比べ物にならないほど改善されています。
これで移設完了です。
寄棟の屋根だと移設することが出来ず、魚の骨型を屋根上に立てるしかなかったと思います。
ブースターは移設しませんでした。
最後にもう一度テレビ端子で信号の具合を確認します。
これでもう大丈夫でしょう。
ご依頼ありがとうございました。