15周年!『冬のソナタ』の初放送を振り返る(後編)
韓国のKBSで2002年1月14日から放送が始まった『冬のソナタ』。
視聴率が良くて上々のスタートを切った背景には、
用意周到なマーケティング戦略があった。
積極的なPR
韓国のテレビドラマの制作費は、当時は1話当たりおよそ1億ウォン(約1000万円)と言われていた。
20話のシリーズなら総額で20億ウォンというわけだ。
それがテレビ局から外注の制作会社に支払われる金額である。
しかし、制作のパン・エンターテインメントは、
オリジナル・サウンド・トラックで一定の売り上げを確保できるという予測を立てていた。
その収入をあてにできたので、予算の枠を広げて大規模な宣伝に乗り出した。
通常のテレビドラマでは例がないほど大量の広告を放ち、街頭看板も派手に並べた。
確かに経費はかかったが、同時間帯に放送されているライバルに勝つためにも
積極的なPRが必要だった。それが功を奏した。
しかも、『冬のソナタ』の放送開始とともに雪が降り、
冬を舞台にしたドラマの雰囲気も大いに盛り上がった。
毎回70分の放送枠
放送時間の延長も功を奏した。
通常のミニシリーズの1話分はそれまで60分だった。
しかし、『冬のソナタ』は月曜日も火曜日も午後9時50分からの70分間だった。
異例の長さである。なぜ長くなったのか。それは視聴率競争で優位に立つためである。
少しでも放送時間が長いと、総視聴占有率が高くなるために、
発表される視聴率も高くなる。
いわば、視聴率という数字を上げるための放送時間延長であった。
同時間帯に放送されている他のドラマも追随するようになり、
夜10時台の看板ドラマは軒並み70分ドラマになった。
もともと70分ドラマというのは、特別企画ドラマの初回分にかぎって
採用される戦略の一つだったのに、それが標準化してしまったのである。
しかし、毎回70分になると、制作する側の負担が大きい。
1週間に2回分120分だった放送が140分、と20分も増える計算になる。
韓国ドラマに回想シーンが多いのも、この70分ドラマが増えてから。
回想シーンを何度も流して時間を稼ごうというわけである。
もっとも、視聴者にすれば、あこがれのペ・ヨンジュンを長く見られるわけだから、
70分ドラマの反応は上々だった。
物語の内容が一番
後に日本で放送されるときは、放送時間の「70分」がネックになった。
日本の放送枠に合わせるために10分弱のカットが必要になったのだ。
かくしてオリジナルの韓国版とカットされた日本版は、
内容の細やかさが変わってしまった。
しかし、後にはノーカット版をDVDで見た人も多かっただろう。
とにかく、マーケティング戦略や放送時間延長が功を奏したのは確かだが、
ドラマが真の人気を得たのは、究極的には物語の内容がよかったからである。
……忘れられない初恋、恋人の事故死、
10年後の再会、果たして瓜二つの男性の正体は?
この基本設定にはゾクゾクさせられた。
<一体ミニョンはチュンサンなのか。それとも別人なのか>
視聴者は不思議な思いでドラマを見守った。
次も見たい、と思わせる仕掛けに満ちていたのである。
文=康 熙奉(カン ヒボン)
今日もみなさんの絶え間ない足取りのおかげで忙しい一日を送りました。
仮オープン期間の間訪問してくださったすべての方々
本当にありがとうございます。
私どもは財政費をして仮オープン期間中得た経験を通じて、
2月初正式オープン時 もっと用意した姿勢で招待差し上げます。
本当にありがとうございます! # センターコーヒー
centercoffeeのプレオープン・・・・大盛況だったようですね。
ヨンジュンも喜んでいる事でしょう・・・
いままで、ソウルで美味しい珈琲がないと言ってたけど・・・
ここに行けば、間違いなく美味しい珈琲が飲めるのね。
珈琲だけじゃなく、美味しいおやつもあったらいいね・・・