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伝統茶
韓国では茶葉にお湯を注いで飲むお茶だけでなく、
果物や木の実など様々な材料を用い、砂糖で漬けたり発酵させたり
昔ながらの製法で作られた飲み物を総称して「伝統茶」と呼びます。
味や香りはもちろん、風邪予防や滋養強壮など効能も多様で、
韓国人の生活とも深く結びついています。
「伝統茶」の中でも日本からの観光客に人気が高いのが、
ビタミンC豊富で甘酸っぱい「柚子茶(ユジャチャ)」や、
甘味・辛味・苦味・塩味・酸味の5つの味を感じられるといわれる
「五味子茶(オミジャチャ)」の2つです。
その他にも、甘く濃厚な「ナツメ茶(テチュチャ)」や、
のどの痛みに良いとされる「カリン茶(モグァチャ)」、
梅のエキスで作る「梅実茶(メシルチャ)」なども、
甘味があり飲みやすい伝統茶です。
韓国ならではのお茶としては、米を麦芽で発酵させて作る
甘酒のような味わいの「シッケ」や、
生姜とシナモンの香りが特徴の「水正果(スジョングァ)」などがあります。
また、韓国で健康食品としておなじみの高麗人参を使った
「人参茶(インサムチャ)」は、独特の苦味と匂いがありますが、
滋養強壮や貧血におすすめ。
他にも、韓方薬に使用される薬草を煎じ、ナツメや松の実を浮かべた
「十全大補湯(シッチョンテボタン)」や「サンファ茶」は、
風邪のひきはじめや疲労回復に効果的なお茶としてよく飲まれます。
茶葉独特の渋みや豊かな香りを楽しむなら、お湯を注いで入れる
「緑茶(ノッチャ)」(済州島(チェジュド)や宝城(ポソン)が茶畑として有名)や、
ハーブティーのような上品な味わいの「菊花茶(クックァチャ)」がおすすめです。
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こうした伝統茶が飲める店は特に仁寺洞(インサドン)や
三清洞(サムチョンドン)に多く、風情ある韓屋(ハノッ)の店内で
ゆったりとお茶を味わうことができます。
韓菓(ハングァ)と一緒に頂きましょう。
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もちろんソウルに行った時、仁寺洞の韓屋カフェでお茶しましたよ。
私は甘い物や酸っぱいお茶はパスして、抹茶をいただきました。
一緒に出てきた韓菓のお菓子が美味しくて・・・・
韓国のスーパーで探しましたが、なかなか美味しいのに巡り会えなかったです。
シッケは、慶州で韓定職を食べたとき・・・・
自由におのみくださいって言われたけど・・・・・
私はどうも苦手でした。
そんな韓国旅行も懐かしい想い出です。