たつのこ半畳記 350

坐禅会情報・四季折々の様子を伝えるときどき日記。
令和3年に開創360年を迎えている起雲山大龍寺のブログです。

★棺桶まで歩いていこう~新宿区歩こう会で椅子坐禅

2018年06月04日 | iamamiami
街歩きをしている人たちを見かけたことはありましたが、
最近リニューアルした近所の多世代交流施設“ささえーる薬王寺”では、
「訪問先を絞り腰を据えて体験をする」という方向性で歩こう会を企画。

ささえーる薬王寺



今回は、お寺をちょろっと見るだけではなく、
本堂に上がっていろいろな話を聞いたり、体験をしたりということで、
禅に関するお話&いす坐禅ということになりました。

当日の参加者は18名。大部分の方が坐禅は未経験でした。



この歩こう会を企画している新宿区ウオーキング協会の方は
生涯自分で歩けるよう健康なうちから歩いておこうと、
「棺桶まで歩いていこう」とも呼びかけることもあるそうです。

今年のうちにもう一回、歩こう会で椅子坐禅があるとのこと。
2回目も楽しみに準備をしていきたいと思います。









【お話メモ】

お寺は入りづらいかもしれないけれど入ってしまえば逆に安心。
亡き人のご葬儀だけでななく、生きている人の安心の場所になれば嬉しいです。

禅の修行というものは、読経・写経・坐禅など世間が思っているような「修行」だけではない。
日常の一挙手一投足に注目している。喫茶喫飯。その中のひとつが坐禅。

歩こう会の皆さんに覚えてもらいたい言葉があります。禅語「歩々是道場」といいます。
限られた場所だけが道場ではなく、私たちが何気なく歩いている一歩一歩にこそ道場があるんですよと。

今回はその基本的な部分を“いす坐禅”で丁寧に実修してみましょう。





【参加者の感想】

●無の境地になるのは難しい。

●45度下の地面に視線を落とすとの事でしたが、視線の先が柱と壁だった。視線のやり場に困った。

●目を閉じたら眠くなった。

●ご教授に従ったら、体がまっすぐ座れて良かった。

●初めてだったがまたやりたい。

●すがすがしい気分になった。

●12分が長いような短いような不思議な時間だった。

●おなかが減って、鳴ってしまわないか心配だった。隣の人のおなかが鳴っていた。

●普段は気軽に入れないお寺に入れて、敷居が思ったほど高くないと感じた。

●大きなお寺で驚いた。

●「持っているものを手放す」という考え方は新鮮だった。

●このような企画を定期的にやりたい。とても良かった。
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