ろくびー

山中清隆 作品日記
Kiyotaka Yamanaka

海のゆりかご

2010-03-04 10:52:01 | 透明水彩画小浜島
Copyright2008-2010 Kiyotaka Yamanaka.All Rights Reserved. 「石垣島の見える道」 透明水彩画 4F(350×250) 2009年作(個人蔵) 小浜島

小浜島の草や雲などの援軍のおかげで、なんとか絵の制作活動をすることができました。
大阪で、もがき行き詰まっていた頃の私とは、まるで別人。

でも私にとっての「絵のテーマ」の欲求は相変わらず強烈で、一枚描くごとにどんどん膨れていきます。
その消化しきれない巨大な風船が、無邪気で自由な絵心を圧迫しだしますと、どんよりとした空気に包まれ
鉛筆を持つ手がピタリと止まってしまいました。

もう負けたくない。
必ず捕まえてやる。
必ず・・・。

そんな悔しい思いを強く噛締めながらも・・・・

「休憩~ぇ」

で、海っす♪

目の前に広がる青い海。潜ると一面に広がる珊瑚礁。色鮮やかな魚達。すべて無料。
海に潜ると人として一人ぼっちになり、気分転換にはもってこいです。
水と食べ物をウエストポーチに入れ、だいたい4時間、仕事が休みだと最大8時間、海岸線からは2キロ、
泳ぐ距離は最大8キロぐらい浜に帰らずスノーケリングを楽しみました。

八重山諸島の海は色んな生き物に出会いますから、潜るたびに未知なる発見やドラマがあって面白いです。
噛まれたらやばそうな毒ウツボ。触ってはいけないミノカサゴ。うっかり踏んづけてはいけない鬼ダルマオコゼなどなど・・・・
楽しさ大盛り!危険はてんこ盛り♪

小浜のプロのダイバーさんが、
「珊瑚礁や岩礁に隠れてるタコの視線を感じるんだな~」
「あいつ、わざわざ見なければバレないのに馬鹿だよな~」
「後ろから見られても視線を感じるからな~」

ここまで凄くはなれませんが、
私もたった一度だけ、このタコさんの視線をキャッチすることが出来ました。
シャコガイ探しを夢中でしていた時、誰かに見られてるような不思議な感じがしました。
なんとなく不思議な感じのする方に視線と意識をもっていくと、
珊瑚の穴から擬態して頭を出しているタコさんの目とピッタンコ♪
目と目が合うと「バっ バレタ!」と言わんばかりに慌てて穴の中に入って行きます。
逃げ込んだタコ穴を覗いて見ると、奥の方で吸盤をしっかり引っ付け、篭城蛸作戦です。
手を突っ込んで引っ張ってもタコの吸盤には勝てません。

足の又あたりをこちょばすと出てくるよ♪と大将に聞いてはいましたが、吸盤団子になってしまって、どこが又だかさっぱりでした。
息が持たず私の根負け。



あ~ぁぁ 

たこ焼きにして食いたかったな~♪


今度目が合ったら
必ず捕まえてやる。
必ず・・・。



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2 コメント

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Unknown (尼崎死。)
2010-03-04 12:33:42
プロのダイバーさんってどう「プロ」なんだろう?プロの絵描きさんは、どうプロなのかは、なんとなくわかるんだが、海に潜ることで生計を立てることのできるダイバーさん?ショップの人とか?日記内容と微妙にズレるコメントですいません。
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尼崎死。さま (ろくびー)
2010-03-04 14:34:39
ダイビングショップのダイバーさんと書くべきでしたが、つい手抜きで・・・・・

ここで登場していただいたプロのダイバーさんは、小浜島の細崎にあるダイビングショップ「ノグチダイビング」の野口さんです。
お客さんを船に乗せてポイントまで連れて行き、一緒に潜って道先案内をしてくださる、とってもマニアな楽しい方です。
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