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「ナポレオンのファザード」油彩画 4号F 1998年(個人蔵)
イタリア・ベネチア
ベネチアで好きな音は、干潮の時の運河の音です。
海水が引いて、運河の水位が下がると、レンガで出来た運河の側面から、
家からの排水溝や勝手に開いた穴ぼことかが、顔を出します。
そこに波とかうねりとか、船が通ったりして、穴に海水が入り、
ぽぉうっ!ぽぉうっ!ぽぉうっ!ちゃぽぉ!という音がします。
ちょうどワインを開けて、グラスに入れ始めの時のあのいい音みたいなやつです。
波と同じように右から左へ、又は左から右へ、いい音も動いていきます。
狭い路地と背の高い建物のおかげで、音の反響が大きく、たっぷり集中して味わえるのも特徴です。
この音を聞いていると、音に聞き惚れてしまって、時間がすぐ過ぎてしまいます。
やさしかったり、愛しかったり、うれしかったり、悲しかったり・・・・
ベネチアは沢山の小運河と一本の大運河と路地で出来ているので、どこに行ってもこの音を味わえますが、歩いている時の自分の足音もまた最高です。
石畳ですから、これまたよく響きます。
コッ!コッ!コッ!
ここで今俺は生きてて歩いているんだ~
自分の歩く足音が、ここちよく聞こえるもんだから、集中して自分に出会える。
ベネチアは、そんな感じのいい音場所です。
「ナポレオンのファザード」油彩画 4号F 1998年(個人蔵)
イタリア・ベネチア
ベネチアで好きな音は、干潮の時の運河の音です。
海水が引いて、運河の水位が下がると、レンガで出来た運河の側面から、
家からの排水溝や勝手に開いた穴ぼことかが、顔を出します。
そこに波とかうねりとか、船が通ったりして、穴に海水が入り、
ぽぉうっ!ぽぉうっ!ぽぉうっ!ちゃぽぉ!という音がします。
ちょうどワインを開けて、グラスに入れ始めの時のあのいい音みたいなやつです。
波と同じように右から左へ、又は左から右へ、いい音も動いていきます。
狭い路地と背の高い建物のおかげで、音の反響が大きく、たっぷり集中して味わえるのも特徴です。
この音を聞いていると、音に聞き惚れてしまって、時間がすぐ過ぎてしまいます。
やさしかったり、愛しかったり、うれしかったり、悲しかったり・・・・
ベネチアは沢山の小運河と一本の大運河と路地で出来ているので、どこに行ってもこの音を味わえますが、歩いている時の自分の足音もまた最高です。
石畳ですから、これまたよく響きます。
コッ!コッ!コッ!
ここで今俺は生きてて歩いているんだ~
自分の歩く足音が、ここちよく聞こえるもんだから、集中して自分に出会える。
ベネチアは、そんな感じのいい音場所です。
尼崎死さんのコメントに、とても共感しました。
「絵はリアル現地の感動が無いと描けないけど、
思い出の日記は日本でも素晴らしいのが書けるんだな」
絵に関しては私、ド素人なので、前半はなるほど…
と拝読いたしまして、
後半は、清隆さんの文章は面白いし、記憶力が半端なく
いいし、熟成された(ワインみたい♪)言葉の結晶の
ようで、共感しました。
清隆さんは、五感がするどい方ですね。
(自分の足音とか…)(ワインの音とか…)
「ワインを開けて、グラスに入れ始めの時のあのいい音」
この表現、大好きですが…
私、学生時代に婚礼の配膳(ウェイトレス)のバイトを
していまして、ビール、赤、白ワインを注いだ経験は、
普通の人より多いはず。でも、「いい音」を味わった事
は皆無です。特に一杯目は、慣れないと失敗する確率が
高く…新人の頃は、息を止めて注いでいました。もちろん
音を味わう余裕なく…その後も、
「うわっ、高そうな着物着てるやん!絶対こぼしたら~
あかんわ!」ドキドキ…みたいな感じでした。
絵から話がそれてしまいましたが、絵のブルー、とっても
綺麗な色ですね♪
末筆になりましたが、『ありがとうございました』…☆
今度改めてメールします。感動しました。とりいそぎ… 悟空より。
最近、尼崎死さん作詞作曲の「水分」が、不意に私のリズムとして出てきます。水分~♪水分~♪水分~♪
いい曲だったな~あれ。
見る人が、想像力で遊べる絵はいいな~って、私も思います。
悟空さん
文章苦手なんですから~
悟空さんの本みたいにうまく書けませんてば~
五感がいいと言うよりは、野生なんです。(サル)
婚礼の配膳は緊張しそうですね!
スケジュールは押すし、10人は座ってるし、盛り上がってて予測不能な動きするし・・・
でもあの慌ただしさの中での達成感に酔えるも・・・
追伸:『どういたしまして』