ろくびー

山中清隆 作品日記
Kiyotaka Yamanaka

オリーブの木

2008-12-28 23:20:36 | 透明水彩画モロッコ
Copyright2008 Kiyotaka Yamanaka.All Rights Reserved.
「町の老木」透明水彩画 4号F 2007年作(個人蔵)
モロッコ・シャウエン

町から谷川を挟んだ向かい側の丘には大きなオリーブの老木がカッコよく生えていて、雨や風に耐えてきた痕跡がしっかり刻まれ、見ごたえがありました。

町の中にもオリーブの老木が1本生えていまして、地元の人の話では200歳だそうです。
老木は所々に穴が空いていて朽ちたところもありますが、いたって元気みたいです。
道に覆いかぶさるように葉を茂らせているので、木の下を通ると優しく眺められてる感じがします。いつも子供達が楽しそうにこの老木の周りで遊んでいるので、彼は200年もこうして子供達を見守ってきたんだな~♪なんて思いました。
そんな老木とこの広場が気に入ったので、ここで絵を描き始めました。

が、子供達は予想以上に元気で、私は囲まれていいおもちゃにされてしまいました。
わやくちゃです。紙をのせたパネルは裏から叩いてきますし、鉛筆は握ってきますし、描いた線は指で消しに掛かりますし・・・・・。

老木は200年間子供達に耐えてきたんだ!と身をもって知りました。

もうだめだ~描けやしない!と困っていたら
150キロはありそうな若い兄ちゃんが現れて、邪魔する子供達を蹴散らせてくれました。

彼はまずスペイン語で、そしてフランス語で、さらに喋っている風~怪しい英語で

「困った時は俺に言ってくれ!そこのお菓子屋にいつも居るから」

ものすごく解らない英語でしたが、その英語らしき言葉が使えることが彼の自慢らしく(英語を喋れる地元の人がほとんどいない)、そして私も英語が同じレベルなので、まるで2人は英語を喋っているかのごとく、会うたびに意味不明な会話が成立していました。

「お前はカンフーが出来るのか?ジャッキーチェンは本当に強いのか?・・・」


彼のお菓子屋の前を通るたびに毎回このフレーズから ・・・・です。




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