
「サン・ジョルジョ・マッジョーレ島の思い出」 透明水彩画 A5(210×148)2017年作 イタリア・ヴェネチア 個人蔵
※会場内撮影のため、作品のイメージが少し違うかもしれません。
今日ご紹介いたしますのは、
イタリア・ヴェネチア、Kokonton Galleryにて2017年に発表させていただいた思い出の作品です。
この絵はサン・ジョルジョ・マッジョーレ島で、
大好きなんで何枚も描いています。
この小さな島にはサン・ジョルジョ・マッジョーレ教会の
美しい建物がたくさん乗っかっていまして、
後ろ側には少し緑もあるのですけど正面は満員です。

ちなみに、こちらは小さく可愛らしいボートに3人も乗っかった満員の写真です。
建物が人のような生き物だとしまして
この島には何人ぐらい乗っているのかな~なんて思います。
やっぱりそうなると狭い場所ですから
隣人との人間関係とか、恋とか、すったもんだもあるのでしょうね。
気持ちのいい風にふかれながら鐘楼が上からなにやら覗いています。
じつのこと言いますと白い建物のひとつが
今日、以前から思いをよせていた大好きな人に
思いがけず、ほんの少しですがお話しをできたものですから
そのことにいつまでもニヤニヤ照れていまして
どうやら幸せの真っただ中のようですよ。
いったい何を話したのか
そして誰が好きなのか
ほかの建物たちも気になっていますが
シャイな彼は何も話さず
残念ながら内緒のようです。
今、彼にとっては世界のすべてが幸せ色に見えていて
時間も音もゆっくりと流れ
そしていつまでも忘れない
大切な思い出の日にうまれかわります。
せっかくなんで
こんなときは素直な気持ちになって、
海に向かって波に伝わるぐらいの大きな声で歌ってみるとか
鐘楼に登って遠くの空を見ながら風に聞こえるぐらいの大きな声で話しかけてみるとか
してみたいものですね。
そうすれば
もっと大きな幸せの勢いを不思議と感じますし
ひょっとすると
またいいことに出会えるかも・・・・ですよ。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます