イスラエル旅行記

旅行記が完成したので、あとは普通に。、

132.カルド・キュリナリア

2006年11月17日 | Weblog
【写真:古代ローマ式レストランで】

 それぞれの思いを抱きながら、ヴィア・ドロロサを歩き通した満足感。昨年の12月には流れるコーランを聞きながら歩いたものでした。キリスト教は鐘を鳴らし、ユダヤ教は角笛を吹きます。

 コーランと鐘と角笛が、妙に調和する旧市街を、どうやらレストランに向っているようです。新宿の地下街のような、洒落た通路に入ってまもなく、カルド・キュリナリアがありました。中に入ると、まず入り口で肩からローブをつけ、月桂樹の冠をかぶせられます。一瞬にしてクレオパトラかシーザーか、映画の主人公になったような気分でした。

 今から2千年前のユダヤ人の生活、当時の食文化を忠実に再現しようと試みたのが、このレストランで、ローマの影響下にあった、その当時への回帰体験でした。その辺に、素焼きの壷がコロコロと無造作に置いてあり、テーブルは、石灰岩製のコの字型。壁画もロケ現場のように、古代ローマの雰囲気いっぱいです。おまけに明かりはオイルランプ。

 店長も同じ格好で、天使が吹くような長~いラッパをプ~~プ~~。大歓声が上がります。食事をしている間は、これまた当時の格好をしたウエートレスが、半畳ぐらいの大きなウチワでゆったりと扇ぐサービス。もう最高でした。
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131.ヴィア・ドロロサ/第13ステーション

2006年11月17日 | Weblog
【写真:十字架から下された場所】
「聖書の世界」ミルトス社より

 アリマタヤのヨセフとニコデモが、イエスの死体を十字架から下して、寝かせたと言われる場所(ヨハネ19:38~40参照)

 この同じ建物の中に、イエスの埋葬場所、墓と言われる所があるのですが、私たちは先に見学した「園の墓」の方を墓と認めていますので、この中にある墓は見学しませんでした。
 これで、イエスが十字架を担いで歩いた、ヴィア・ドロロサ(悲しみの道)は終りですが、私たちの旅はもう少し続きます。
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