なんやかんやで今年は9本、沢で遊ばせてもらいました。
10本目のラストは、癒しを求めてソロでヒバリ谷へ。
8時半自宅を出発、11時すぎに大台ケ原駐車場着。
気温3度。
紅葉はとっくに終わった大台ケ原、平日でも結構いらっしゃる。
いつもとは逆回りでシオカラ谷吊り橋へ直行。
寒いわ、膝痛いわ、エンジンかかってなくてしんどいわでヨチヨチ歩きでひたすら下る。
吊り橋まで30分。橋ではなにやら工事をされていました。
工事の方に不思議そうな顔をされながらメットをかぶり入渓。
穏やかな沢をゆっくり遡行
ことのほか滑る滑る、慎重に・・・。
夏なら気持ちいい飛沫でも今は寒々しい~
意を決して飛び込む。透明度は高いです。
冷たい・・・。
高巻きもへつりも何にもなし、ただ癒しだけ。
ナメ地帯
ふとくぼみを上からのぞくと雄らしきアマゴ
手前がその子で奥の子がたぶん雌。たぶん番いなんだろう。
こころなしかお腹が膨らんでいる。産卵待ちか、邪魔しちゃいけない。
冷え性の方は見てるだけでも・・・。私は平気ですがね。
最初の二股、左へ入ります。
右の支流、こっちも良さげな渓相。
二股上の淵
24~25cmの子が二匹。見えますかね?
堰堤、でもこの堰堤のおかげで下流の癒しの渓相があると思えば必要悪なんだと思う。
堰堤より少し下流、浅いくぼみに1匹。
じーっと。
撮影にも応じてくれた。
背から尾びれにかけ少し傷がある、命をつなぐため頑張ったんだと思う。
堰堤上、二股を左に。
ぱっと見7匹から8匹、お互いパートナーを探してるんだろうか。
もちろん大台ケ原周辺は通年禁漁区です。漁協による営業放流等一切ない完全ネイティブのアマゴです。
大事に見守っていきたい沢です。
さらに上流に進むと水量もぐっと減ってきた。
ほどなくすると中道の橋が横切る。
観光客風の女の子の二人連れが通り過ぎる。
遡行記録ではだいたい皆さんここで打ち切られてますが、暇な私は先へ進みます。
ガレガレ、よっこいしょっと。
最後の小滝
いわゆるシオカラ谷の最初の一滴、ではないけど目に見える水の末端。
あとはひたすら詰めるだけ
ふと左をみると、よく歩いた日出ヶ岳への遊歩道
最後の二股、左をとるとすぐコルの展望台に行けそうだけど、ガレ場のはっきりしている本流を進みたいので右股へ。
この鹿よけの柵でようやく岩が切れる。
そこから左上すると遊歩道のこの看板の位置へ。
遠くに日出ヶ岳、コルからも少し登った位置であるのがわかる。
登頂~。
こないだの下ノ廊下ではよく歩いたけど、頂上がなかった旅だったので、今回はあえて頂上を。
西方向、行者還岳のとんがりが目立つなあ。
少し南方面
東に目をやると熊野灘、見晴らし良好
南方向、さっき詰め終わった辺りを一望
大杉谷方向。
桃ノ木までこないだは時間が無かったので、今度ゆっくり訪れたいです。
駐車場まで30分、濡れた衣服がええかげん寒くなってきたので車は暖房かけました。
帰りのドライブウェイから西方向。
紅葉に夕日が差し込む
もう2、3週間でさっきの遊歩道も雪に覆われるんだろうなあ。
静かな大台ケ原、繁殖真っ最中のアマゴ達にとっては少々お邪魔だったかもしれませんが
一人でゆったりと観察させてもらえた、いいリハビリ山行でした。
2020年11月9日
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