桂の木の香りって嗅いだことありますか。
表現はいろいろありますが、私はいつも「味付け海苔」と感じてしまいます。
こちらのお社の手前からすでに香しい香りが。
今日はブルーシートが地面にひかれており、荘厳さは薄れていても
存在感はありました。
地元の方々が大事に大事に守ってこられた鎮守様なんだと思います。
自生している南天
やっと子継峠まで半分きたーーー
ここの登りは長いです
ま、いるでしょうね
黒部の水平歩道を思い出す
妖しい池を過ぎると
久保小学校跡の森の童話館
なんだかシャレオツなグランピング施設が
でも小学校の面影は大事に残されていました。
夜は星が綺麗やろうなあ
で、これが今回の話の核心部です。
前編でも書きましたが、黒河道は実は通行不可ではないんです。
橋本から高野山まで1本の道ではなく道中2本に分かれる箇所が複数あり
そのなかでもここ童話館から先の黒河峠経由の参詣道は崩れて通行不可ですが
これから歩く子継(粉つぎ)峠経由はなんら問題ない※んです。
※どこの登山道でもありますが、落ちたり滑ったりしたら下までいっちゃう処はもちろんあります。
ここは岩の上に苔がのってて滑りますのでお気をつけて
おっ、紅葉もちらほら
眼下に源頭部が見え隠れ、沢の音に癒されます
もうちょいだな
紀泉山脈を望む
昔の面影を今に残す、子継峠
なんだそうな。
では下りに入ります
少し登って、天軸山
下山後、車道を歩くと今日のゴール黒河口女人堂跡です。
はっきりとした文献は無いのですが、この辺りにあったのだろうと表示板が設置されています。
町役場近くには紅葉がちらほら
金剛峯寺門前、観光客のみなさん
蛇腹道、夕方の陽ざしでも綺麗でした
で、最終目的地の根本大塔。
ここからはバスとケーブルカーと電車で橋本駅にもどりました(運賃1400円也)。
今回の黒河道、
想像していたほど荒れて険しいといったイメージとは違っていました。
その昔は大和からの参詣者が使っていたり、地元の方の通勤や物資の運搬路であった高野山への最短ルートで
あったなごりは感じられました。
ただ、九度山からの町石道が「陽」とするならこちらは「陰」なイメージです。
歩きやすさや華やかさ、空海にまつわる歴史の道、では町石道、
ひっそりとリアルな庶民の道、見どころもそれほど多くなく、ほとんどが植林帯を歩く孤独を味わうならこちらかなと。
ご参考になれば幸いです。
京大坂道、小辺路、大峰道・・・行きたいとこだらけな和歌山です。
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