おじんの独り言

写真付きで気まぐれに日記や趣味、感じたことなどを書いてみたい

飲まず食わず

2015-02-13 20:09:32 | 
鳥がしばらく続いたので虫でも探そうと出かけましたがなかなか居ません。
皆さんはいろいろな虫を見つけ小さな虫たちをも載せておられますがほんとに感心します。
近所には桜の木が沢山あるのでじっくり見回していたところ何かの幼虫を発見、体形からして尺取虫のようです。
シャクガの幼虫かと調べましたが判りませんでした。じっとしていて微動だにしません。
次に見つけたのが蜘蛛の幼体、形からして黄金蜘蛛の幼体のように思えます。
しかし彼らが越冬するとは全然知らないのではっきりは判りません。
桜の木の幹にぴったり張り付いて微動もしない。もちろん巣網も張っていない。
たとえ張ったところで餌として一匹の虫も捕らえることなど出来ないでしょう。
そうであれば彼らはこのまま春になるまで飲まず食わずでじっと耐え忍び続けるのであろう。
世に何千何万という生き物たちがほとんど飲まず食わずで耐え忍んでいるのである。
そういえば皇帝ペンギンの雄が吹雪の中何ヶ月も卵を抱いて耐え忍んでいるのをテレビの番組で見たことがある。
これまで自分に適用してあまり深く考えることなどありませんでしたが見事な忍耐の模範。
人間にもはるかに大きく複雑な苦しみは多い。しかし人間には本能だけに従って生きるのではなく、知識を取り入れ、理解を深め、知恵を働かせて乗り切る力が備わっています。仲間の助けを得ることもできる。人間に生まれて良かったです。
70も半ば過ぎてからこんなことを書くのは甘チョロイかもしれないが、爺様になったからこそほんとうにわかるような気がするのです。

名前が分からないか蛾の幼虫でしょう


蜘蛛の幼体


やっと出会えたルリビタキ♂ デジ一ではなかったので残念だった。証拠写真として残す。
一度出会えれば大抵いつもこの近所にいるのでまた写す機会もあるでしょう。