風が吹くと山が鳴る

2014年12月05日 | 日記
朝  起きたらうっすらと粉雪が積もっていました。

やがて上がってきた陽の光で融けてきましたが  日陰は融けず残ることでしょう。

そして今夜は  雪になるようです。



今日は  「ヤマナラシ」  について・・・

ヤマナラシは うちの周りに生えている木の中でずいぶん経ってから 名前が判った木です。

高木であるうえ途中に枝がないので葉がわからず  何年も梢の方を仰ぎ見ながら
「あなたは誰!?」  状態でした。    (*^ω^*)

しかしある年の晩秋 ハラリ~と黄色の葉柄が長く 可愛い葉がデッキに落ちてきました。



何の葉っぱだろう~!?   今までも毎年目にしていたんでしょうけど意識にのぼって
こなかったんですね!

しかしこういう気づきみたいなものは不思議なもので  知りたいと思っていると 

ある時  突然にその機会を与えられるものなんですね。 

いつも見ているものでも 意識にのぼらないと見えていない 存在していないことと同じですね。
意識する  思うことが時間差はあっても現実になる  ということなんですね。

そして 上を見ればその判からなかった木にも黄葉した葉がついている。

この葉だ! っということでようやく判りました。  「ヤマナラシ」   \(^o^)/


ヤマナラシ という名前の由来に思いを向けてみれば・・・  なんて素敵!!

葉柄が長く 風が吹くとどんな微風でもヒラヒラと揺れて 葉がこすれあって立てる音が

雨や風のように聴こえて  山を鳴らす。  

思わず  松風草(マツカゼソウ)が木になったみたい!  って思いました^^

そんな葉なので揺れやすく光も受けやすいので  輝くんですね!☆.。.:*・

葉は虫に食われやすいんだそうですが 葉と葉柄との境目に蜜腺があるので なんと
アリにパトロールしてもらっているようです。 自然界の仕組みはほんとよくできています。

アイヌ語では 「ヌプクルンニ」  ドロノキと共通名でヌプは 「野の」 という意味だそうです。

私はいつも 木々たちと仲良しになるためには  まず名前を知りたいと思っています♪

ズームで撮ったものなのでぼやけていますが 真ん中の実際は黒っぽいんですが白く写って
いる幹に黄葉した葉がついているのが 「ヤマナラシ」 です。



風が吹くと さわさわと山を鳴らす  ヤマナラシ・・・

こちらに越してきて何年か経ってから名前が判った訳ですが   ヤマナラシは
山を鳴らしている木なんだとこうして心に落ちてきた年もありませんでした。

来年 葉が茂る頃になったら 今年以上にその「音」 聴いてみようかなって思っています。

時間と共に いろんな認識が深まり心に刻まれていくんですね。 

それから  一目で気に入って今も活躍してくれている薪ストーブの 「アスペン」
この アスペンの意味は  ヤマナラシやポプラなどの高木の葉が 小刻みに震える
様子を意味するらしいですが  炎を見つめているとまさに風で揺れている葉を
思い浮かべます。

好きなストーブとヤマナラシがリンクして  嬉しくなりました。  (^-^*)(^-^*)





先日来の雨で  八ヶ岳は雪が積もったようです。
今日も 日差しは出ていますが 八ヶ岳の上空には重く雲がかかり見えませんが雲が
払われれば  雪を頂いた清々しい姿が見られることでしょう。


間もなく こんな雪の季節がやって来ます。  一足先に雪景色



雪も見ているだけなら  美しい~









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