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神戸市会予算特別委員会第一分科会 教育委員会関係の質疑を会派を代表して行いました。

2020年03月06日 14時52分05秒 | おーいブログ

今日の神戸市会予算特別委員会第一分科会 教育委員会関係の質疑を会派を代表して行いました。以下、質疑要旨です。答弁については、正確を期すため議事録が提出された後、報告させて頂きます。

「おはようございます。こうべ市民連合議員団の大井としひろです。どうぞよろしくお願い致します。一問一答で質疑を行います。」

1)最初に新型コロナウイルス感染症対策として神戸市の対応方針について、お伺いします。4年生以上の家庭で保育することのできない児童は小学校で預かるとしたが、感染拡大防止のために、どのような対策を取っているのか。

(再質問)学校での受け入れ状況(人数)はどのような状況か?1クラスに10人まで、といった子ども同士の接触を避けるための指示は出しているのか?こういう時こそ、細かい指示(あくまで原則として)を出すことが大切。ガバナンスが問われている今、市教委からどのような具体的な指示を出したのか、聞かせてほしい。

(再質問)今回の学校での受け入れは、現場でどのような課題があるのか、想定の上なのか。子育て施策のアピールにはなると思うが、結局子どもを集めて感染拡大しました、となるとどう責任を取るのか。大切なことは、本当に必要な家庭の子供たちを手厚く支援すること、ではないか。他の自治体と比べて頑張って支援することが、逆に感染拡大につながる。今一番すべきことは、自宅待機の徹底と感染拡大防止ではないか。

(再質問)見通しもなく学校に集めたところで、最大の目的である感染拡大予防に反するおこないです。今回、最も大事なのは、自宅待機であることは明白です。学校に集めよ、というのは違うと思います。また、厚労省が学童の支援に教員を派遣できるとしていますが、神戸市の教員は学童がパンクしないよう、すでに学校で受け入れている。さらに学童への支援に行かせるのは、違うのではないか。今回、最も取るべき対策は、自宅待機である。学校や学童に人が集まりすぎないよう、呼びかけるのが行政の大切な役目だと思います。御見解をお伺いします。

(再質問)昨日の市長会見で報告されました児童の安全な居場所確保策ですが、昨日までの受け入れの状況を見ますと、学童保育の1~3年生で受け入れ率が、47.8、4~6年生は21.9%と学童保育登録児童数の43.9%と学校園の受け入れでは、幼稚園2.1%、小学校1.8%、中学校0.6%、特別支援学校0.4%と自宅で保護者の皆さんが子供を見守っていただいている様子がうかがえます。

ただ、1月中旬に伊吹明生特別支援学校を視察させて頂き、先生方の献身的な教育風景を見て、今回、特別支援学校の4名の受け入れとなっているが、放課後デイサービスを利用している皆さんは、朝からこのサービスを利用されているから支援学校にお世話になっていないのではないか。高い費用を払って受け入れが可能となっているのではないか。特別支援学校の放課後デイサービスの朝からの費用負担について、当市として補助する予定はないのか、お伺いします。

 

(再質問)3月16日以降の対応を教育委員会として、どのように計画されているのか。また、特別支援学校については、近隣自治体で休校していないところもあるやに聞く、特別支援学校の対応見直し等は、検討されるのかお伺いします。

(まとめ)危機管理の基本は、「最悪の事態を想定し」「初動対処」へ全力投入することと。そして二つ目が「優先順位」の適切な決定。三つめが「権限」の集約、「指揮系統」の単純化。4つ目が、「情報集約・発信」の一元化。5つ目が、適切な「リスク見積」と現場への説明。だそうです。

教育委員会にとって最悪の事態は、子どもたちにウイルスの感染、クラスター感染、集団感染にかかることの無いようにすることだと思います。初動対処は、何度も言いますが「子どもたちを自宅待機させる事」だと思います。

優先順位は、高齢者の方々にウイルスを感染させないこと、高齢者のウイルス感染を早期に発見し、治療すること。子供たちをはじめ、市内から感染者を出さないようにすること。三つ目、四つ目は割愛しますが、最後が「適切なリスク管理と現場への説明」です。適切なリスク管理、リスクマネジメント、「今後起こるかもしれない不確定な事象」です。子供への感染、先生の感染、です。

そして、現場への説明です。それでなくても神戸の教員のモチベーションは下がり、最悪の事態の中で、子どもたちの感染を阻止する事ための方策をきっちりと現場の先生方と連絡を密に取っていただき、現場に丁寧に説明をして頂くよう要望して次の質問に移ります。

2)教頭業務等補助スタッフについてお伺いします。我が会派では教頭業務等補助スタッフの配置の充実を訴えてきた。これまでスクールサポートスタッフ支援事業の国庫補助の対象外となっていたが、来年度より人材派遣も対象となったと聞いている。そのことによりどれほど配置校が増える見込みがあるのか。さらに今後とも充実させていく方向で配置の工夫ができないのか。御見解をお伺いします。

(まとめ)横浜市のように全校配置を一刻も早く実現していただきたい。教頭及び教員の負担を軽減する、職員室における事務的な業務をサポートする補助スタッフ、小中全校に配置することによって、教頭の本来業務や教員の指導が丁寧にできる、教員は、児童生徒と過ごす時間や授業準備等の時間を確保できます。教育現場の優先順位は、一番高いと聞いています。現場の声を真摯に受け止めていただき、多忙化負担軽減委、働きやすい職場にして頂くよう要望しまして次の質問に移ります。

3)東須磨小学校の未来について

 2月21日の報告書提出、そして28日の教員の処分を区切りとし、今後東須磨小学校は新たな歩みを進めていく。児童、先生、保護者、地域の方々が一体となって、明るく健全な学校づくりを進めていくべきである。学校園へのガバナンスを強化して締め付けることには反対である。このピンチをチャンスに変えて、統制ではなく、自ら主体的に学校運営をしていくよう学校現場を支援していくべきではないのか。現場で必死に頑張っている教職員の笑顔を守るための施策は何なのか、教育長のご見解をお伺いします。

(再質問)今回の最終報告では、女帝と報道された女性教諭はそうでなかったり、神戸方式も主たる要因ではなかった。当初の報道とは異なる事実が少し解明された。今回、なぜ報道が先行し、一部の偏った情報が流れたのか。市教委として、そこをどう考えているのか。お伺いします。また、今回の報告書では、個人の資質がほとんどの原因とされているが、加害教員とされている4人がこういった行為をするに至った心の動き、ストレス等を解明しなければ具体的な多忙化解消策がない今、再び起こりうると思うが、いかがか。懲戒処分で終わりにしてはいけない。先生方の抱えるストレス、悩みに向き合う対策をどうするのか。お伺いします。

(再質問)今後の神戸の教育の再構築は、市教委と現場が一体となって、また地域や保護者の声もお聞きしていただいて、現場の意見をしっかりと取り入れるべきと考えるが、ご見解をお伺いしたい。

(まとめ)教育現場も真摯に反省し、暴力や暴言、いじめを許さないことをみんなで共有し、教育現場が声を上げにくくなるような管理強化は反対です。

児童、先生、保護者、地域の方々が一体となって、明るく健全な学校づくりを進めていくべきである。学校園へのガバナンスを強化して締め付けることには反対である。風通しの良い、明かるい、打てば響く教育現場をみんなで真剣に取り組んでいただけるよう要望して次に移ります。

4)総務課係長の自死について、その原因は何か。新聞報道によると業務多忙ではなかったかということだったが、どのような状況だったのか。

(再質問)

教育委員会では事務局職員のメンタルヘルスケアをされているのか。

民間では、「人」が全て、人を大事にする。メンタルヘルスには、特にお金をかけて社員を大事にしています。

係長が亡くなられてあと、事務局の職員にどのようなケアをおこなったのか。今、事務局で働いている人たちは、悲しむ暇もなくコロナ対策に追われているのではないか。こういう時に、心が疲れて、体にダメージがたまる。大丈夫か。

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