コブリのひげをひっぱりながら…

ある日 上肢局所性ジストニア と診断され
 とうとう愚痴り相手の猫もいなくなった
  元小動物臨床獣医師の独り言

原点回帰 そろそろ終わるかな?

2014年12月22日 | 来し方 行く末

さて

すまじきものは宮仕え ・・・科警研を退職・・・再就活・・・

大学1年の時まで生きてた ウチの犬のかかりつけには

院長の他に 若い獣医師が3人  

皆様 もう独立開業しておられましたので

歳の順にまわれば どっかで拾ってくれるだろう っと 

実際 一番最初に行ったところで 

運良く(悪く?) 拾われました

上に2名の若手獣医師がいて 

ある時 院長が 「ツヅキは これからどーすんだ、独立するのか?」

っと 訊かれたので 「待遇次第っすね」 っと 生意気言いました…

もっと カネくれたら 辞めないよ~ん っと聞こえたと思います

本当は 別の意味でしたけど

たぶん 院長の耳には「×」な話だろうと・・・



そう思っていた ある日 事件が起こります

上のふたりは すでに辞めており 

下に 獣医師は雇ってもらえず

ワタシひとりで 孤軍奮闘・・・

苦労して仕事を教えても 入って すぐ辞めてゆく動物看護師に手を焼いていた頃・・・

アホの坂田 を地で行くような看護師が

自分ちの犬だか猫だかを キャリーに入れて連れて来て

駅の改札で 心配になってキャリーの扉を開けたら 逃亡…

そしたら 本人は 仕事そっちのけで

せっせとポスターをつくって そこら中に張り出した



「大切な●●ちゃんを駅前で逃がしてしまいました

     どなたか ご存じの方は 下記までご連絡下さい

           ▲▲動物病院 ℡ 03-123-4567 」



これじゃ ▲▲動物病院がドジこいて逃がした ってことでしょ?

「▲▲病院は 動物を逃がす アホ病院」って張りまくって…



             
オメー 辞めさせちゃる! パワハラっす!

給料 誰が稼いでんと思ってんだ ボケ~!

そしたら 院長に泣きついたんでしょう

「ツヅキ あんまりいじめるなよ」

瞬間決心

必至に働いて売り上げを維持しているワタシではなく

院長せんせーは アホ病院の宣伝ポスターの方を採るんだ

ワタシより ソッチが大切なら ソッチに売り上げてもらいなさいまし!

タイミング良く 来春に卒業予定の新人獣医師の採用が決まり

ソイツが辞めないうちに 

っと 退職・・・




飼い主さんに育てられ教えられ

修行させて頂いた病院で4年1ヶ月

鷺宮で21年9ヶ月

ありがとうございました

でもね

まさか ココでこうなるとは…

閉める と決めてからは 深く考える余裕もなく

とにかく 何事も 雪崩の如く

コトが大きすぎて 蟻の目には何をなくしたのか わからないまま

ワタシの (そしてイケハタが復職するはずの) 仕事場は 

原状復帰のスケルトンへ・・・




それが やっと今頃になって 全部繋がった

バカボンのパパ なのだ

これでイイのだ と・・・




本日のBGM WONDERFUL WORLD 伝説のデブ IZ・・・





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