四十も半ばを過ぎてから 「外でひとり呑み」 を 覚えた
ワタシの場合は 「仕事帰りに立ち寄る」 のではなく
わざわざ 「呑みに出かける」 ワケだが
瓶ビール 大瓶が 480円 という
驚異的な価格だったこともあるが
ま、 悲喜交々で ひとり考え事をする
「次ぎに何を肴にするか」 って事だけを考える
そんな 大切な時間だった かもしれない
冷や奴 といえば コレが出て来るが いつの頃からか
腹パンになるので お値段そのままで 「ハーフ」
という 無理も 「いつものように」 と言えば
通して貰えるようになっていった
仕事場を閉めてからは 早い時間から動けるので
少々遠くても 「名店」 といわれる店に
電車に乗って あちらコチラと 通ってみた
だが ココで出される串焼きは なにせ 1本80円なので
ホンモノの 「ド昭和」 比較にならぬほど貧弱・・・
だが いつの頃からか この店でしか 呑まなくなっていた
ところが 「弟子はとらねぇ!」主義の 高齢の大将の体調悪化から
古株のフィリピン姐さんが 焼き台に立つようになり その後は
ホールさん全員が フィリピン姐の赤提灯 という 風変わりな 串焼き屋に・・・
当然 客層も変わった
それでも 以前から見る顔は 少ないながら 見かけるワケで
自分より一回りくらい 上だろうか
髪は金髪 服も結構派手だが それなりにセンスある身なり
名前は知らないが 顔は知っている お仕事は ファッション関係?
などと 勝手に想像していたが
ある時 クレカだったかのハナシになって
「ワタシは 作れないのよ 前があって・・・」 って言われ
そのスジの方とは思わなかったので ビックリしたが
そんな方と 肩を並べて呑むのも 不思議と愉しかった
また 何故か 女将さんに可愛がってもらい
土産に こんなのを どっさり渡されたり・・・
呑んで 気分良くなってるのに
帰って 早速 茹でねば~♬ も 愉しい思い出で・・・
消えていった常連も多いが 残った唐変木どもも 顔は知ってるワケで
手が回らず 開店時間に開かない店を
客が提灯や電光看板を出したりして 勝手に開けてしまう・・・
このグラス 滅多に出会わない 普通は ホッ□ー
中身は 芋の水割り
いつの間にか 一番狭い 壁がナナメで 背中が当たる席が ワタシの指定席
書痙:ジストニアの手指 では 背を壁に押しつけて踏ん張る事で
瓶ビールがグラつかずに注げる 都合が良い席だから・・・
だが コ□ナ禍 昨年の夏以降 店は開かない
真ん中のオレンジ色マークは 今は消えている
大瓶480円では 営業できないのだろう
そして ガラスに目隠しが張られ 終わった・・・
ココ以外では 外でひとり呑む気になれないまま
時間が過ぎた
バレンタインには 頂いてしまうので
ホワイトデーのお返しを 他の客の前で渡すのも なんかねぇ って気がして
開店時間より かなり早めに持って行って 先に渡し
一回りして 知らん顔で暖簾をくぐったのも 思い出の中だけになった
みんな どーしているだろう?
さて 火曜日 桜が開花か・・・
どうぞ みなさまには たのしいことがたくさんありますように!
そして 毎日笑顔がありますように!
マスクなしでも アルコールなしでも 緩まずに
探しましょう
イイ事みっつ!