~窓をあけよう☆~

~部屋に風をいれよう~

バスの車窓から

2012-11-23 17:20:37 | 追憶
今日は雨で寒かったですが、息子3と千葉の私立高校の入試説明会に行ってきました。
そこは、最寄りの駅からスクールバスにさらに乗ってやっと到着するところなのでかなりのどかな所にあります。
だから校庭が広い!
また我が家からも交通の便がいいので併願入試を検討しています。

スクールバスで到着したら受験生と保護者は別々の部屋に誘導され、私はもちろん保護者対象の説明を聞きました。
教育に力を入れ学力向上のための工夫をいろいろしていること、挨拶や人格形成にも力を入れていること、短期留学、奨学金、推薦と一般入試のことなどが説明されてました。
説明会が終わった後、体育館で待機していた受験生と合流して帰宅となりました。

駅から遠い立地条件のためスクールバスが運航しますが、その運航範囲が広範囲なのには驚きます。だからスクールバス(一部民間バスの貸切もある)はいろいろな方面行きのバスが停車します。
その中に私が昔住んでいた場所近くを運航する路線があるのに気付き、長く乗るけど到着駅がぐっと我が家方面に近寄り、到着後の交通機関も便利なので、帰りは行きと違う駅行きのバスに乗りました。外は寒くバスの中は暖房されていて、人いきれもあり間もなくバスの窓が曇りました。

そのバスは行きに乗りこんだ駅を通り過ぎ、江戸時代からある旧街道を走ります。
相変わらず道が狭く歩道がとても狭く、それなのに交通量がとても多い街道です。しばらくしたら、予想通り昔住んでいた家の近くを通り過ぎました。
もう昔の面影は全然ありません。道の形状でようやく察しがつきました。友人が何年か前に私の家の傍を車で通ったらすっかり変わってたよと言われたけどそのとおりでした。

それからもう少し走ると自衛隊の駐屯地が見えます。ここは変わらないなあ。門には警備のため寒いのにきりっと立っている自衛隊員がいました。
私が中学生のころ、授業中にふと窓の外を見たら、空に自衛隊機が飛んでいて、そこから芥子粒みたいな大きさのパラシュート部隊が落下するのが見えましたっけ。夜は家まで就寝ラッパの音が聞こえました。

もう少したつと郷土資料館が見えました。調べ学習で利用したっけ。まだあったんだ。
ここの地域を引っ越してから、そのあと結婚もして、まるっきりご縁がなくなったけど、この道を毎日通ったのは鮮明に覚えてます。道が狭くていつも渋滞していてバスやトラックが沢山通って、その上歩道がどぶにコンクリのふたをはめた分ぐらいの幅しかない。道にせまったコンクリの塀は煤煙でちょっと煤けて、植木の葉の緑がくすんでいる。時々道が凹んでいるのか、雨あがりのときなど勢い良く通りすぎる車に水たまりの水を頭からひっかけられました。
なんだか情けない事ばかり思い出しました。
もう少したつと、古民家があります。まだあったんだ。黒いけど美しい古民家を大切に管理していたんだな~。

旧街道は昔の基準で作られたままだから狭く、民家も道に迫って建っていて、道路を拡張するのが難しいのでしょうね。
もう何十年もこの道路の状況は同じまま。

道路の渋滞は駅に近づくほどにひどくなり、止まってばかりになりました、しかたなくバスの運転手さんもアイドリンクストップを何度もしています。30分で駅に到着する予定だったのに、とっくに過ぎてしまいました。

バスに乗っている他の受験生や保護者の方は眠っている人が多い。私は一番後ろの窓際の席に座りながら、外の景色を眺めていつづけました。
ここに住んで良かった事は、今も続いて親交のある友人に出会った事です。
殺風景な風景もその事で懐かしい場所になってくる。
そう考えると今住んでいる団地も息子達には懐かしいふるさとになっていくのでしょう。

バスは70分かかってやっと駅前に到着しました。
息子3は
「最後は自分が歩いたほうが早いと思ったよ」といいつつ早足で駅に向かいましたが、私がノロノロ歩いているので引き返してきました。

ちょっとしたノスタルジーを経験した高校訪問でした☆



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