朝刊の「編集手帳」にこんな記事が載っていた。
「9で割れ」銀行員が犯す(桁違い)のミスを発見する方法だという。
この記事を読んで、若かりし頃事務の仕事をしていて、数字を扱うことが多かった。
一日そろばんをはじいていた。計算機がお目見えした頃、信じがたくてそろばんで検算をしたものだ。
数字を9で割った覚えもある。今では計算機なくては不自由この上なしである。
なぜか、数字が大好きで覚えるのが得意で有った。
車とすれ違うとすぐ番号を見てしまい、いい番号だと嬉しかった。
車種は覚えるのが苦手、いつも番号で「どこの家の車」で通していた。
数年前、車の流れを見ていた時よく知っている番号に出会った。思わず手を振っていた。
2メートル足らずしか離れていないのにその車の運転手は固い表情で走り抜けて行った。
えっ、間違いそんな筈はない。視力はいい方だ。
それ以来、車の番号を見るのは止めた。その人も嫌いになった。
それでも数字が揃ったりするとご機嫌です。
数字は今でも好きです。何事も程々にしないといけません。
ボケ防止にはいいと思うのですけど。