公民・歴史教科書問題を中心に教育問題を考えていくブログ

恐るべき公民教育の問題を中心に扱っています。かなりの割合で小山常実氏のブログ(特に教科書資料)や著書を参考にしています。

真の日本復活とは~究極的には革命だ~

2023-06-12 01:50:57 | 教育

突然ですが、我が国が、本当の意味で復活するには、革命を担う次世代の育成が必要です。

いきなり何を、と驚いた方も多いでしょう。

なぜ、革命を担う次世代の育成が必要なのでしょうか。

今の日本は曲がっています。歪んだ国家観・歪んだ歴史観があらゆるところでその害悪を撒き散らし、いまや亡国寸前のところにいます。

しかし、これは、共産党系の勢力が有権者を説得して、歪めたわけではありません。有権者が、選挙権をもつ前の段階、すなわち、教育の段階で、革命を担う次世代を育成するためにつくられた教科書で学んだ結果です。

ここで、教科書をいわゆる「正常化」したとしても、絶対に日本は復活しないでしょう。高齢化の時代ですから、最低でも現行世代が全員死んでからです。しかし、国家観や歴史観が歪み始めたころは、全然、戦前の世代がいました。現在でもいます。

ですが、日本人全体の国家観・歴史観は歪んでいます。なぜなら、その世代は「革命を担う」ためにつくられた教科書による教育を受けていますから、その歪んだ国家観・歴史観を他の世代に共有しようとします。

その結果、戦前の世代がいる中で、実質的に革命が起きたのです。

つまり、真の日本復活には、これを逆手にとって、正しい国家観・歴史観を育成するのは当然として、現在の日本に内在する問題を内容を大きく誇張させた上で認知させ、時には捏造まで行い、革命を担う次世代を育成し、その世代が他世代にその国家観・歴史観を共有するのを待つのが重要だと考えます。

「誇張」や「捏造」というと、「それはだめだ」などと思われるかも知れませんが、相手は「誇張」や「捏造」を堂々と使っています。相手が「誇張」や「捏造」を利用するなら、こちらも「誇張」や「捏造」をしなければなりません。これは戦いです。

日本の右翼が負けばかりなのは、相手の「誇張」や「捏造」に対し、「誇張だ!」「捏造だ!」としか言わないからです。これでは、客観的に見れば、相手(左翼)と並ぶことはあっても、右翼側が有利になることはありません。

目には目を、歯には歯をです。「誇張」には「誇張」を、「捏造」には「捏造」をしなければなりません。

相手が「日本軍による南京大虐殺」を主張するなら、私たちはこれを「捏造だ!誇張だ!」と言うのみでなく、「中国軍による南京大虐殺」をつくる必要があります。

今のままでは、計算式に表せばこのような構図になっています。

1(左翼「日本軍による南京大虐殺」)-1(右翼「誇張だ!捏造だ!」)+1(左翼「歴史修正主義だ!」)

これでは全く中立性は確保されません。だから、右翼は負けるのです。

これを、

1(左翼「日本軍による南京大虐殺」)-2(右翼「中国軍による南京大虐殺」「誇張だ!捏造だ!」+1(左翼「歴史修正主義だ!」)

として初めて中立が確保されます。教科書採択でも、例えば「自由社を採択するな」や「育鵬社を採択するな」が電話・メール・FAXを通じて大量に送信されるなら、それを批判するだけでなく、こちらも電話・メール・FAXを通じて「〇〇(自由社・育鵬社以外の出版社)を採択するな」「自由社・育鵬社を採択しろ」みたいなことを言えば良いのです。

もちろん、これは若干違法性も懸念されるので、そこらへんの常識は確保した上での話ですが。その上で、正当性のある批判を行えば良いのです。

矛盾していると言われれば、「左翼の批判に対し、わざと同じ手法を使うことで実質的な中立化を図っている」と主張すれば良いのです。

教科書問題でもそうです。左翼教科書の捏造・誇張を非難するばかりでなく、文字通り「右翼」教科書をつくり、そこに「中国軍による南京大虐殺」「韓国軍による日本人「従軍慰安婦」」などを書けば良いのです。それが、歴史戦です。捏造に対し、間違いを指摘するのは歴史戦でもなんでもありません。

今まで、左翼によって、革命を担う次世代を育成されてきたという意識、これからは、教育の主導権を左翼から奪い、革命を担う次世代を育成しなければならないという意識が、右翼やいわゆる保守には欠けていると考えます。

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