公民・歴史教科書問題を中心に教育問題を考えていくブログ

恐るべき公民教育の問題を中心に扱っています。かなりの割合で小山常実氏のブログ(特に教科書資料)や著書を参考にしています。

中国を「大陸」と呼ぼう!「中国地方」と「中華人民共和国」が不憫(ふびん)だ!

2023-06-16 17:59:24 | 歴史・伝統

中国大陸は、中華人民共和国と区別されることなく、「中国」と呼ばれています。歴史的には、中国大陸は、「支那」や「支那大陸」と呼ばれてきました。現在は、差別用語とされ、使われていません。

一方、日本の中国は「中国地方」と呼ばれています。関東・東北・東海・四国・九州など、全て「地方」を付けずに呼べるのに、中国だけ「中国地方」扱いです

これはあまりにもおかしいのではないのでしょうか。

日本であるならば、中国とは中国地方であるべきで、中国大陸は「大陸」と呼ぶべきではないでしょうか。

中国とは、国の中心を意味します。中国(中国地方)は、歴史的に見れば国の中心ですから、中国と呼ぶべきでしょう。

しかし、中国大陸は、別に日本の領土ではありません。中国大陸の人々にとって、国の中心(中国)であっても、日本にとっては国の中心(中国)ではありません。

そもそも、国の中心を意味する「中国」という呼称を外国に用いること自体、日本が外国の領土の領有権を主張している、ともとれます。意識的に行っているか、そうでないかの違いはあっても、韓国が日本の領土である竹島を「独島」としていることと同じようにも見えます。

そうしたことからも、中国大陸を、「中国」と呼ぶのは適切でないと考えます。また、国名と地域名は明確に区別するべきであり、中華人民共和国は「中華人民共和国」という正式名称を使うべきです。

「中国」と略すのは、中国地方の人々にも、中華人民共和国の人々にも、失礼でしょう

私は、便宜上「中国大陸」を使っていますが、やはり日本が領土拡張の野心を持っているともとれる「中国」という言葉自体を避けたい以上、できれば「大陸」を使いたいところです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする