読者の皆様は、南京大虐殺と聞いて何を思い浮かべるでしょうか。おそらく、日本軍が中国人を殺したとされる事件(「南京事件」)のことだと思いますが、今回はそちらではありません。
「南京事件」については、こちらで詳しく解説しているので良ければ一緒に読んでください。
南京大虐殺(1913年南京事件)とは、1913年9月1日、中国大陸で袁世凱(えんせいがい)政権打倒の革命の失敗後に北軍(袁軍)が南京を占領した際に、張勲(ちょうくん)の軍隊がおびただしい数の日本人を虐殺(ぎゃくさつ)、暴行、殺害し、さらに居留民の家屋を襲撃して略奪行為を行った事件のことです。
国内の対中強硬論を後押ししました。この事件を起こした張勲(ちょうくん)の軍隊は、現在の中国政府のもとになったといわれています。
なお、この事件の犠牲者数については諸説ありますが、数十人から数百人程度だと推定されています。それ以前に南京やその周辺で行われた一連の日本人大虐殺事件をまとめると、数万人に達するとみられています。
当時の内閣が対中外交の軟弱さを指摘されることにもなるなど、決してただの殺人事件ではありません。だからこそ、「南京大虐殺」と読んでいます。
この事件は、教科書では全く取り上げられていません。あの自由社ですら取り上げていません。最近までWikipediaには記事すらありませんでした。
教科書会社には、被害の歴史から目を背けないでほしいですね。
通州大虐殺、南京大暴虐、そしてこの南京大虐殺をしっかり記述し、被害の歴史に目を向けてこそ、誠実ある教科書会社の態度といえるのではないでしょうか。
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