久しぶりにGYAO!で1時間半の時代劇「雨あがる」を見ました。
黒澤明の遺稿となった脚本であらすじは下記のとおりですが、寺尾聡主演の演技は勿論ですが
宮崎美子のたよ役もうまかったです。
昔懐かしい景色や忘れかけている優しい人情にホッコリしました!
時々無料映画で心癒され活力になっていま~す!
あらすじ
長い大雨で河を渡ることが出来ず、ある宿場町に足止めされることになった武士・三沢伊兵衛とその妻・たよ。
亨保時代。武芸の達人でありながら、人の好さが災いして仕官がかなわない三沢伊兵衛。仕官を求め、伊兵衛は旅の途中にある。
ふたりが投宿する安宿には、同じように雨が上がるのを鬱々として待つ貧しい人々がいた。
そんな彼らの心を和ませようと、伊兵衛は禁じられている賭試合で儲けた金で、酒や食べ物を彼らに振る舞い、楽しいひとときを過ごす。
翌日、長かった雨もようやくあがり、気分転換に表へ出かけた伊兵衛は若侍同士の果たし合いに遭遇する。これに、伊兵衛は危険を顧みず仲裁に入る。
この事を聞いた藩の城主・永井和泉守重明は、伊兵衛に剣術指南番の話を持ちかけた。ところが、家老たちは猛反対。
ひとまず御前試合で判断を下すことになるが、そこで伊兵衛は、自ら相手をすると申し出た重明を池に落とすという大失態をしてしまう。
それから数日後、伊兵衛の元にやってきた家老は、賭試合を理由に彼の仕官の話を断った。
だが、たよは夫が何のために賭試合をしたかも分からずに判断を下した彼らを木偶の坊と非難し、仕官の話を辞退するのだった。
そして、再び旅に出る伊兵衛とたよ。ところがその後方には、ふたりを追って馬を駆る重明の姿があった…。
(1999)
監督:小泉堯史
プロデューサー:原正人/黒澤久雄
原作:山本周五郎 新潮文庫「おごそかな渇き」
脚本:黒澤明
出演:
三沢伊兵衛/寺尾聰
三沢たよ/宮崎美子
永井和泉守重明/三船史郎
榊原権之丞(近習頭)/吉岡秀隆
おきん(夜鷹)/原田美枝子
奥方/檀ふみ
石山喜兵衛(家老)/井川比佐志
辻月丹(剣豪)/仲代達矢
1999年 ヴェネチア国際映画祭
緑の獅子賞
2000年 日本アカデミー賞
作品賞
主演男優賞 寺尾聰
主演女優賞 宮崎美子
助演男優賞 三船史郎
助演女優賞 原田美枝子
監督賞 小泉堯史
脚本賞 黒澤明
音楽賞 佐藤勝
撮影賞 上田正治
照明賞 佐野武治
美術賞 村木与四郎
録音賞 紅谷愃一
編集賞 阿賀英登
2000年 ブルーリボン賞
助演女優賞 宮崎美子