感動は命の肥し

曇りなき眼で、物事を見つめるなら必ずや真実を見極めることができる。覚醒の時を生きた記録として。

ベトナム戦争捕虜のブレスレット

2011-03-31 | 感動は命の肥やし

カリフォルニアの女性とベトナム戦争捕虜のブレスレット
(CBSニュース、アサインメント・アメリカから)

メタルのブレスレットは当時かなりの数が売られた。それぞれにはベトナムで捕虜になったか戦地で行方不明の戦士の名前が刻まれていた。

自分のブレスレットに刻まれた名前の兵士が無事に帰還できることを願うという発案で作られたものだった。

キャシー・ストロングさんは12歳の時のクリスマスプレゼントにこのブレスレットをもらった。
「すごくうれしかった。」そして「ブレスレットの説明書を読んで、この名前の兵隊さんが帰ってくるまではずさない。」と心に決めたという。

ストロングさん、今年50歳。今も彼の名前を覚えている。
ジェイムス・モーランド。モーランド氏はグリーンベレーの兵士だった。
1968年の冬、ベトナムで敵に攻め込まれてから行方不明だ。

「兵士が戦地からきた飛行機から降りてくるシーンをニュースで見るたびに思った、彼がその中にいて、私はそこで彼を待ってて、彼に会った私はブレスレットを彼の手にはめてあげる。そんな事をいつも想像してました。」
でも、それは実現しなかった。
長い年月が過ぎた。

ストロングさんはブレスレットをおそらく誰よりも長く身に着けていただろう。これまでの38年間一時も離すことなく毎日ブレスレットは彼女の手首につけられていたのである。

「ただ、約束を守りたかっただけ…。」

この約束とはつまり、彼(遺骨)が見つかり母国に帰ってくることを意味する。
「彼についての知らせを待つ家族がいることを知ってます。私もその人達と一緒に待ちたかったのです。」

モーランド氏の遺族で姉妹のアニータとリンダ、数年前にキャシーの事を聞いた二人は彼女に会いたいと連絡した。

「ほんとに長いこと兄のブレスレットを離さないでいてくれた。」
「そんな彼女の事をほんとにいとおしく思いました。」

「彼女は覚えていてくれた。」「そして今もなお気にかけてくれてる。」

ストロングさんは、私は毎日彼の事を思って暮らしたと言う。
「それは当たり前なんですよ。私が自分の手を前に持ってきたら…運転する時とか、タイピングする時とか、目に入るから、彼はいつ家に帰ってくるのかなってね。」

彼女自身もブレスレットをつけて40年近くなったことを驚いている。しかし、もうはずす時が来た。今年の1月、ジェイムス・モーランド氏の姉妹から連絡があり、彼の遺骨が確認できたとの事だった。
5月には、ミリタリー式の葬儀が行われ彼の父と母の墓の間に埋葬される。

このニュースの載ってたサイトに以下のコメントが書き込まれてました。
軍関係の方でしょうか、参考に。

9,087,000 military personnel served on active duty during the official Vietnam era from August 5, 1964 to May 7, 1975.

2,709,918 Americans served in uniform in Vietnam

Vietnam Veterans represented 9.7% of their generation.

240 men were awarded the Medal of Honor during the Vietnam War

The first man to die in Vietnam was James Davis, in 1958. He was with the 509th Radio Research Station.
Davis Station in Saigon was named for him.

58,148 were killed in Vietnam

75,000 were severely disabled

23,214 were 100% disabled

5,283 lost limbs

1,081 sustained multiple amputations

Of those killed, 61% were younger than 21

11,465 of those killed were younger than 20 years old

Of those killed, 17,539 were married

Average age of men killed: 23.1 years

Five men killed in Vietnam were only 16 years old.

The oldest man killed was 62 years old.

彼らは、家族のために、国のために、今の時代に暮らす私達のために、
またこれからの未来のために、尊い犠牲を払われたと、私達は忘れてはならないと書き込まれてました。

去年の夏訪ねた、ワシントンDCにあるベトナム戦争の壁を思い出しました。
歴史ですね…。しみじみ。


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