名古屋城から瀬戸へ。
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復元された本丸御殿は本当に美しかった…
現代の名工たちが匠の技で
細部まで拘っているからこその美しさ。
誰もが美しく感じるのはそういった事から
なんだろうなぁ…としみじみ。
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瀬戸のメインは村上金物店さん。
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ちっさい超硬カンナ!可愛すぎる!!
黄色い硬めの釉剥がしのスポンジ、
よくあるらしいけど私は知らなかったです。
確かに触った感じ高台拭きに良さそうですね!
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陶芸を始めて3回目の器。
この小鉢をきっかけに26年間、
陶芸と向き合う事になりました。
焼き上がった小鉢を手に取ると
飴釉と織部が重なった部分に油滴が出ていた事に
衝撃を受けました。
帰りの電車の中でも眺めていた事を覚えています。
(周りからみたら変な人だったのかもしれません)
この時は釉薬というものが不思議で
枯葉を集めて土灰を作ったり、
何処かで取ってきた粘土を焼いてみたり
穴窯を作るのを手伝ったり…
今とは違う熱さがありました。
ずっと変わらない事は
粘土の匂いが好きなことです。
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展示会を終え
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作品の発送準備をしています。
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そして箱書き初。
緊張する〜!
下手でも私らしく書く事。それが大事!!
えい!っと筆をとったけど
母から「自信のない字」と
言われてしまいました(*_*)
確かにそうだから仕方ない…
でも初々しくて良いかな。
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弓は「ゆみ」ではなく「きゅう」と
お呼び頂けると嬉しいです。
なぜ「きゅう」なのか。
は、いつかお話出来たらと思います^_^
東陶会展2024
無事に終了しました。
次回は100周年記念の時に開催予定です。
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また遠いところから足を運んで下さった方々、
本当に有難うございます。
とても嬉しかったです!
私にとっては東陶会、初出展となりました。
伝統工芸家の方々や有名な作家さんと
作品を並べるのに緊張をしてしまいましたが、
みなさん本当に優しくて面白い方ばかり。
作陶でぶつかった悩みなどを相談すると
みんな同じ事で悩んで
それでも陶芸を選んでしまう…という話に
私はこれで良かったんだ、通過点なんだと気付き
嬉しかったです。
またお話をする中で
私はまだまだまだ努力不足な事がわかり
具体的にやるべき事の目標も沢山出来ました。
やる気チャーージ✊
作品を送って
自分で受け取ったのは初めてでした。
送り先がギャラリーだったから
こんな風に厳重に梱包して下さったのかな?
営業所に持ち込み作品を預け
不安定な秤の上に放置された時は
ヒヤヒヤしましたが安心しました。
ヤマト運輸さん有難うございます^_^
昨日から東陶会の展示会が始まりました^_^
会友として初出展です。
先輩方の作品と並べるのは
とても勇気が必要でしたが、
沢山のアドバイスや技法を惜しげなく
教えて下さり、まだまだ出来る事が沢山ある事に
気付かせて頂きました。
2枚目のお写真は2024 Miss SAKE Japanグランプリ大阪代表 南 侑里さんに一粒万倍盃を手に取って
頂きました。
会場は日本橋にある
小津本館ビル2階です。
12月14日迄。
私が在廊中は先輩方の作品を含め
ご案内致しますのでお近くお寄りの際は
お気軽に遊びにいらして下さい。
見に来て下さるだけでもとっても嬉しいです。
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虚空(こくう)
名前の由来
轆轤引きをして成形が終わり
作品を眺めると何故か「虚空」という言葉が
出てきました。
眺めた角度から
穴が無限な空間の繋がりに
感じたのかもしれません。
焼き上がると「虚空?」となって
しまいましたが、
まだ未開発中なので虚空に出来るよう
釉薬などにも工夫をしていきたいと
思います。
今後の課題として、
筒上げの練習と釉薬掛け方法です。
今、我家は失敗した虚空ばかり
転がっています…
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四方雪(しほうせつ) 豆鉢
東京ドームのテーブルウェアで
優勝賞を頂いた作品の
小さいバージョンです。
名前の由来は
丸い雪がフワフワ落ちて
地面積もるとキラキラ光るという
イメージからです。
デザインとしては
おもてなしを意識しました。
口を傾け「ようこそ」というイメージです。
ご使用して下さる方からは
「倒れそうで倒れないから縁起が良い」
「ウミウシみたいでかわいい」
「サザエみたい」
とか、人によって色々な見方があるのが
また良いなと思いました。
金彩のキラキラは写真では表現出来ないので
是非手に取って見て頂きたい作品です。
作品の紹介です。
「一粒万倍盃」
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私の作品の「細石」を元にした盃です。
一粒万倍日の吉日に使用して頂くイメージで製作しました。
また、始めたことが何倍にも大きくなる
という意味もあり
何かの始まりの日にも
ご使用して頂けたら嬉しいです。
上に広がっている盃なので
少し不安定な形状ですが
身を引き締めて始まる盃として
デザインしました。
以前、マイセンのブルーオーキッドのティーカップで紅茶を頂いたとき、
カップと取手の形状から自然と脇をしめて
姿勢が正しくなる…という経験に感動をした事がありました。
いつかそんな器が出来たらいいなという
事から生まれた形状です。
30cmの筒上げから出来た作品。
作品名「虚空」
フォルムは良い感じでしたが、
何度も釉薬掛けで失敗…
12月のグループ展で販売したかったけど、
展示のみとなりました。
今回はタイムアウトとなりましたが、
あと何度かで出来ると思うので
ブラッシュアップをしながら納得出来る作品として
完成させていきたいと思います!
今は桐箱の箱書き苦戦中です。
字がぁ~下手です😨
大阪で仕事をしている娘のマンションへ。
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一時間程で京都まで行けるので、
嵐山近くにある京都陶磁器会館へ向かいました。
その途中に陶器神社「若宮八幡宮」を見つけ
上手く焼けますようお願いして
陶磁器会館へ向かうと虹が出ていました。
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ご縁があって嬉しいです!
四方雪ミニ
これから素焼きです。
うつわになるまでの工程
粘土の荒練り、菊練り、土殺し、成形、荒削り、本削り→イッチン→素焼き→ヤスリがけ→釉薬掛け→本焼き→金彩→焼付け→ヤスリがけ→販売
最後まで残るのはいくつかなぁ
全滅の時もあります(*_*)
そんなときは
倒れそうなくらい落ち込みます(笑)
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