狛江能楽普及会

狛江市から能楽の輪を広げていきます!
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こだま幼稚園講座

2016-07-04 07:53:37 | 催し
6月18日に、音楽の街-狛江のエリアコンサートの一環としてこだま幼稚園に伺いました。
(音楽の街-狛江ののHPはこちら
これまで幼稚園・保育園公演は35分枠で行ってきましたが、園側の希望で約1時間公演となりました。
通常中村、栗林、鳥山の3人で行っていましたが、今回は土曜日ということもあり、鳥山は舞台で動けず、栗林も舞台から駆け付けるという困難な状況でしたが、教室の生徒にも手伝ってもらい、このシリーズでは今まで行っていなかった内容も取り込みました。

まず、ごく簡単にお能の話。
元気よく「高砂」を謡いました。

そのあとは構えとすり足。

足元の動きをみんなよーく見てくれています。


途中すり足の列に入ってきた幼子がひかれないように抱っこしながらおけいこ。
うちの子に比べて軽い(笑)

頭に新聞紙を乗っけても、落とさずに歩けるかな?


そして今までやってこなかった面装束着け。
音楽の街の事業なので少しずれるかなと思っていたのですが、音楽をベースとして様々な芸術文化にアプローチしていくということを目的としているので、発展的な事業として問題ないと委員会でも承認をもらいました。
ちなみに去年の音楽の街の文化フェスの打ち上げで、声楽家の方とお話ししていたのですが、能独特の謡の発声は面が大きな要素になっているのではないかとのことでした。

さて当日の様子ですが、今回は首から上だけ。
園長先生にご協力いただきました。
女の人になっていく先生に、子供たちも興味津々!


面も掛けてもらいました。
以前小学校で面を見せたところ、本気で泣き出す子もいて心配したのですが、今回は親御さんも一緒だったおかげか大丈夫でした。


栗林も到着し、笛の話も。


そして最後は一緒に謡った「高砂」をダイジェストで。



子供たちも楽しそうにしてくれて、おかげさまであっという間のひとときでした。
音楽の街以外の事業も含め、段階ごとに内容を変えながら。市内では保育園4園、幼稚園2園、小学校3校、中学校1校に伺いました。

箱根の芦ノ湖よりも小さな狛江市ですが、中学卒業までに継続的に能の体験をしてもらい、そしてそれが楽しかった!と思ってもらえる環境を頑張って作っていきたいと思います!!

ようこそ能楽の世界へ!