馬とモンゴル

乗馬によるモンゴル大自然の四季と牧民生活の折々を日記風に

原因判明

2019-01-06 10:35:24 | 首都散策・風景・冬期

矢張り

深夜はマイナス40度を越す外気温度
昼間は暖かいと言えどマイナス20度前後

そんな時に氷上を水が流れる不思議
大型タイヤの痕跡が気になっていた

原因解明をしよう

  右端に見える建物が電力事務所

予測はついていたが現場を見て成程と納得
原因は6千㌾の高圧線が最下部で二本氷の中で埋没

埋没したままなら何ら問題はないが
春先、解凍時に氷が解け動き始める時、大問題が起きる

氷の力を見損なうと首都モンゴル中が大停電を起こす
春先とはいえ土も何処もコンクリート以上に凍り付いて

1時間で出来る工事や簡単な修理が週・月単位の時間を奪う
弱い人間は其処まで悠長に待ってはいられない(死活問題)

電力事務所

    

そこで電力事務所はチエンソーを使い
上流の氷の圧力を抜く作業をしたのである

氷の厚さは15㎝から20㎝の厚さだった
タイヤの轍はトラクターにシャベルを取り付けたもの

モンゴルでは牧民が簡易シャベルカーとして利用している
ロシア産の大型トラクターで頼もしい力持ち

小麦栽培をする時に草原を耕す大型耕運機である

設備管理の為

    

20m程、下流域にチエンソーで側溝を作り氷をかいて
川底を流れている水の圧力を抜いたのである

下流幾で水圧を氷上へ逃がした作業である
水圧が下がれば自然と水量は元の水圧に戻り

川底をチョロチョロと流れているだけ

水流が弱く成れば忽ち氷が蓋をしてしまう
これを4月まで延々と繰り返す作業をするしか方法はない

自然と共存共栄をするのも面倒な事なのだ

轍痕はトラクター

  

鉄橋の上流と下流側にレールを支えている支柱の周りに
5㍉の厚手の鋼材で支柱を保護し中に大きな重い石が積み上げられているのを

私はブログで幾度も紹介しています
これも春先の解氷時に鉄橋の支柱に割れて流れてきた氷が直撃しない為

支柱に当たり壊されない為の方策なんです

餌探し

  

疑問が解決できたので線路内を歩きながら3地区へ向かう
石炭の煤煙が降り積もった灰色の雪に私の足跡・保線区員の足跡

それに紛れて三つ足の鳥の足跡?
なんだろう?寒いし餌もないのに足跡が続いている

野鳥も餌を必死に探しているんです
野鳥は大変です(食いダメが出来ない)

其処に行くと齧歯類は賢い
夏場に草を貯蔵し冬に食べる

膨らみました

  

我がビルのエレベーターホールの花が孕む
二三日中に咲くだろう

我が家の挿し木のような気もする
花の色は土だけで育っているので濃いめ

楽しみである

風景

  

昨日は早く出て早く戻って来たので
太陽が沈む前に戻った

夕陽は一昨日と同じ位置だったのでパス
太陽が落ちてしばらくして外を見ると

夕陽の赤が消えた煙突も素晴らしい景色である

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