武谷三男氏編 『原子力発電』（岩波新書）

「反戦塾」さんで懐かしい名前を見た。

すでにお亡くなりになった武谷三男さんの名前だ。

http://hansenjuku.cocolog-nifty.com/blog/

ここで紹介されている「序にかえて」の一説に

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結論的にいうと、原子力平和利用は一方において、原水爆を克服しない限り、人類のものとはならない。他方において、世界で利潤機構が本質的な役割を果たしている限り、人類を蝕む脅威をますます増大させていくだろう。
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とあるが、３５年前に発行された本の内容である！
今でも、言葉が生きている！

私の手元にもずいぶん昔に購入したその岩波新書があるが、

日本の原子力発電所の抱える問題、
プルトニウムの問題、
遺伝障害の過小評価問題、
原子炉の空焚き問題など、

今でも解決されない問題が多数指摘されており、
武谷氏の学者としての良心が垣間見られる。


　ちなみに購入時は２８０円だった。