回遊魚

主に政治ブログを回遊し、簡単に紹介していきます。基本コンセプトは「護憲」です(^^

福田は言った

2008-04-17 22:16:45 | Weblog
「傍論だ。判決は勝った」
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080418k0000m010070000c.html

またまた「傍論」などという専門用語だ。
大阪高等裁判所の判決での小泉の靖国神社参拝を違憲とする判断が「傍論」として記憶に新しい。
「傍論」という専門用語の意味は理解していないが、主文ではないと言うことで、あたまからそれを無視する小泉や今回の福田の姿勢はいかがなものか。
何からも束縛されず憲法のみに照らして、ことの判断をする裁判官とてさまざまな圧力があるはずだ。あからさまな恫喝はないにしても、これからの自分の、裁判官としての職を全うする上でのいくたあまたの障壁を意識するのは人として当然のことだと思う。そんな中で判決文を練っていく裁判官の葛藤も想像できる。
 そこで思うのだが、「傍論」は裁判官の良心の吐露ではないか。

 いや、すべて推論の世界の話になってしまうのでここで止めよう。

 ついでなので言っておくが、私は今更自衛隊が違憲だからすぐさま解散せよとは言わないが、自衛隊が日本の領域から一歩でも出たらそれは憲法違反であるという立場だ。その意味では今回の判決はやはり不満だ。

自衛隊のイラク派遣は違憲!!

2008-04-17 21:43:24 | Weblog
正確にはイラク派遣そのものではなく、「イラクで行われている空輸活動は、憲法9条に違反する活動を含んでいる」 という判決だったが、
http://www.asahi.com/national/update/0417/NGY200804170005.html

それにしても画期的な違憲判決だった。

テレビのニュースを見ながら、どうせ最高裁では合憲判決が出るのだろうと思っていたら、原告が求めた派遣差し止めと慰謝料支払いという部分では控訴を棄却したため、裁判そのものは国側の勝訴となり、原告側が控訴しない限り最高裁にはいかないらしい。
そして、原告側は控訴しないようなので、なんとこの高裁判決が確定してしまうと言うのだ。
今回の控訴審には1122人の原告が参加したとあるが、原告のみな様に心からお疲れ様と言いたい。

日本国憲法第9条をないがしろにする政府与党の出方や如何に?




国民審査を活用しよう!

2008-04-11 22:14:38 | Weblog
 民主国家には、ある意味自浄作用のシステムが備わっている。この度の立川市の自衛隊官舎でのビラ配りの合憲判決を下した最高裁第二小法廷の裁判官に対して「君ら間違っているよ。君らには司法は任せられないよ!」という意志を国民が示す「国民審査」というシステムがある。これを国民は活用しなくては、民主国家日本の名折れだ。次回の国民審査の折りにはぜひ活用することを国民は肝に銘ずるべきだ(次回、今井君がその対象かどうかは未確認だが)。

 ただし、「住民の私生活の平穏を侵害する」ことを違憲とする判断は、創価学会の折伏を違憲とみなすという見解として捉えることができるとしたら、それは唯一の成果かも知れないが、ことはそう単純ではなかろう。

 国民審査、もっと真剣に取り組まなくてはなるまい!!!

沖縄戦「集団自決」裁判に関して

2008-04-06 07:40:19 | Weblog
>>
裏ブログで馬鹿なことを書いてきた鬼畜のように、自分の言葉で物が言えず、最初から偏ったしかも評論家の意見を出してきて判決批判をする馬鹿は、まずこれを読み、理解するべきです。
 彼らはしないでしょうが、そうでない人は、大江氏の著作も読み、他の沖縄戦の資料も読み、そして軍国主義というものが、いかに非道で、今後日本にあってはならないものであるかを、学ぶべきです。

 その姿勢が無く、耳に快い言葉だけを受け入れて、厳しい言葉を否定しようとする、「歴史改ざん主義者」の行動の先には、安倍に代表されるような、軍国国家の再来を願う狂人らがいることを直視しましょう。

 安倍も、稲田朋美らその他の右翼政治家も、それらのちょうちん持ちをする曽野綾子らの保守派文壇の連中も、誰ひとり、自らが戦場に立つ気概はない上で、他人をそそのかし、軍備増強で軍事利権をあさり、そのおこぼれを得ようという、まさに非国民なのです。

 物事を表面でしか見ないで、本質を理解しましょう。<<

「猫の教室」 平和のために小さな声を集めよう
http://heiwawomamorou.seesaa.net/
「沖縄ノート」をめぐる裁判結果要旨  からの引用

 私が思う「非国民」をずばり言い得ている。
 ここのブログの「眠り猫」さんは、ブログの体裁がほんわかしているのに、記事の内容はなかなか鋭く、しっかりした意志と知性の持ち主と思われる。ただ4月からは仕事で忙しくなり更新がままならないご様子だ。忙しいのは元気な証拠ということで、体調管理をしっかりされてのんびり更新して欲しい。

 ものを見る目がしっかりしている若い人の存在は、年寄りにはこの上ない喜びだ。

「長寿自民党政権」

2008-04-04 22:54:43 | Weblog
 頭に「長寿」をつけると、なにやら国民受けする言葉に変換できるとでも思っているのだろうか、お馬鹿な与党は。
 はっきり言って、情けない。
 ま、この場合の「寿」は国民にとってではなくて、自民党など権力にとってと言うことだと合点すればわからぬでもないが、
 やはり情けない。

 日本国民はなぜ彼らに政権を任せつづけるのか、もっとわからないが・・・。

反日議員、稲田朋美

2008-04-01 12:17:35 | Weblog
映画「YASUKUNI」の上映中止関連ニュースを探していたら
「反戦な家づくり」さんの記事が。
題は「右翼の暴力が支配する国 日本」と、わかりやすい。
http://sensouhantai.blog25.fc2.com/

 ここを読んでいて出てきたのが「稲田朋美」(衆議院議員)という名前だ。かねてより胡散臭い日本人として注意していたのだが、やはり今回の上映中止事件に一枚噛んでいた。

>>結局、国会議員対象の試写会という形になったわけだが、国際映画祭で最優秀賞をとった作品に、国会議員が雁首揃えて検閲し、ド右翼が映画館を恫喝しまくって中止に追い込むって・・・  この国はものすごいことになっている。
<<「反戦な家づくり」さんからの引用ここまで

 なぜ彼女が胡散臭い日本人か。なぜ「ド右翼」が胡散臭いのか。彼らは決して本心から「日本」を愛していないからだ。「愛国」という言葉を使いながらそれをただ利用するだけの唾棄すべき存在だからだ。「ド右翼」の街宣車は毎日のように米軍基地に出向いているか。稲田朋美は米軍への予算的な配慮を徹底して糾弾しているか。しない。できない。結局は「金」だからだ。日本の真の敵はアメリカだと見切る能力がないのならまだ許せるが、薄々感じていながらも力のある者には向かっていかない、卑怯者の典型である。稲田朋美も「ド右翼」も所詮は似非右翼なのだ。こんな輩に上映が阻止されるようでは、愛すべき日本の民主主義はもはや風前の灯火である。
 このことを危惧しているのは、なにも「左翼」にとどまらないのは言うまでもない。さらに真の右翼、心から日本を愛している真の右翼である一水会顧問の鈴木邦夫氏も
「反日的な映画だとしても、賛成派と反対派がじっくり話し合うのが日本人の良さ。日本が褒められる映画ばかり上映されるような状況こそおかしい」(北海道新聞)と冷静に話し、今回の中止事件を憂いている。

 似非右翼とは言え稲田朋美も国会議員なのだから、せめて米投資ファンド「ローンスター」の140億円もの申告漏れを追求してはどうか。これほど国辱的なことはなかろう。でもしないのだろうな。その筋からたんまりもらっているのだろか。だとしたら君こそ反日だよな!