回遊魚

主に政治ブログを回遊し、簡単に紹介していきます。基本コンセプトは「護憲」です(^^

戦後クレージーからの脱却

2015-05-21 14:36:35 | デフォルト
なんとかの一つ覚えのように我が国の総理大臣は、
なにかにつけて「戦後レジームからの脱却」と宣っている・・・

 しかし、安倍は「戦後レジーム」の意味をきちんと知らなかった。

 この言葉を使うとなんかカッコ良いですよ、とライターに言われ、
 へえいいねぇ、使う!使う!という事だったようだ。

 なぜそう言えるか?

  戦後レジームってYP体制、ヤルタ・ポツダム体制のことだが、
 安倍はポツダム宣言の内容をきちんと把握していない、読んでいないと昨日国会で宣言していた。
 ヤルタ協定も当然読んでいないと推測できる。

  でもこれって高校で二つとも中身を勉強する訳だから、
 高校時代まともな勉強をしていなかったと言うことだ。

  それでもって「戦後レジームからの脱却」って言われても、
 お前は何を言っているのか自分でわかっているのかという話になるだろう。

 さらにひどい話がある。

 『諸君!』2005年7月号で、まだ総裁になる前のことだが、
安倍と野党議員との対談が載っていて、その中で、
 小泉の靖国参拝はポツダム宣言に反しているという野党議員に対して、

「ポツダム宣言というのは、アメリカが原子爆弾を2発も落として日本に大変な惨状を与えたあと、
『どうだ』とばかりに叩き付けてきたものです。そんなものを持ち出して、
あたかも自分自身が戦勝国であるかのような態度で日本の総理を責めあげる」

 と、言ったそうだ。
http://medical-confidential.com/confidential/2014/..

 もう中学生以下の歴史認識だ。が、一国の総理大臣だからこれは我が国の「恥」だ。

 負けがはっきりしている戦争で相手がポツダム宣言でもう戦争を終結すべきと言っているのに、
それを当時の無能な支配者どもが無視し、有利な状況を何とか作ってからにしようとぐずぐずしている間に、
原爆が落とされソ連が参戦する隙を与えてしまったという歴史認識を、安倍と共有することは無理だったわけだ。

 歴史を完璧に間違って覚えているわけだから。話にならないとはこのことだ。

 こんな戦後クレージーから早く脱却したいものだ。