ヒメコスカシバ(ヒメスカシバ)。
乗っている葉っぱはサツキ。
小型であることがお分かりいただけると思います。
この記事を編集中に、過去に撮影して記事にしていたことが判明。
当時は知識が乏しく、コスカシバと誤認しました。
本種は腹部背面第2,4、6節の後縁に黄色の細帯がありますが。
コスカシバでは4、5節です。
①前翅・後翅:透明
※羽化直後は前翅に鱗粉があるようだ
②腹部:第2、第4、第6節後縁に黄色の細帯
別名:
ヒメスカシバ
分類:
チョウ目スカシバガ上科スカシバガ科スカシバガ亜科
翅を広げた長さ:
♂14~19mm
♀16~21mm
分布:
北海道、本州、四国?、九州
垂直分布?
成虫の見られる時期:
5~6月、7~10月(年2化)
幼虫で冬越し
エサ:
成虫・・・花の蜜
幼虫・・・カキノキ、ナシ、ヤナギの一種、クリ、カシワ、アラカシ、クマイチゴ、栽培サクラ、フジ、クマシデ、カワラハンノキの幹
その他:
体色は、青みがかった光沢を有する黒色。
前翅・後翅とも透明。
(羽化直後は前翅に鱗粉があるようだ。)
コスカシバと非常によく似るが、本種は日本で最も小さなスカシバガのひとつ。
腹部第2、4、6節後縁に黄色細帯があり、第4節だけが腹面まで続く。
(コスカシバは第4、5節に黄色帯を持ち、腹面で幅広い帯となる。)
前翅後縁部の黄色鱗はコスカシバよりはるかに少ない。
春に多いが、二回目の発生ピークが盆明けから始まる。
日中は葉上で休止していて、夕方になると活発に飛び回る。
卵は幹や主枝の粗皮間隙に1個ずつ産み付けられる。
表皮の粗い品種で、幼虫による食害が多いという。
幼虫は主幹、主枝、亜種枝部の形成層に食入し糞を排出する。
そのため、樹皮が剥がれ、木質部が露出する。
粗皮下に潜むので、冬季(休眠期)の粗皮削りで発見できる。
体色は白色で、頭部は赤褐色、終齢の体長は約15mm。
糞を綴り合せた黒褐色の俵状の繭を作り、蛹化する。
外部で羽化するため、食害部の表面から蛹殻が半分外に出る。
一度食害された箇所は繰り返し加害される傾向が強いため、先の部分は樹勢が衰弱する。
参考:
Digital Moths of Japan
みんなで作る日本産蛾類図鑑
病害虫・雑草の情報基地
島根県
カキにおける樹幹害虫(ヒメコスカシバ、フタモンマダラメイガ)の防除対策
ヒメコスカシバ発生と生態
岐阜県農業技術センター
奈良県におけるカキ樹幹害虫ヒメコスカシバとフタモンマダラメイガの発生消長と防除対策
樹幹害虫フタモンマダラメイガとヒメコスカシバによるカキの被害実態とアミド系殺虫剤の高濃度少量散布による被害抑制効果について
東京昆虫館
信越化学工業株式会社
アリスタ
富岡果樹園
四国産蛾類図鑑
福岡県病害虫防除所長
我が家の庭の生き物たち(都内の小さな庭で)
乗っている葉っぱはサツキ。
小型であることがお分かりいただけると思います。
この記事を編集中に、過去に撮影して記事にしていたことが判明。
当時は知識が乏しく、コスカシバと誤認しました。
本種は腹部背面第2,4、6節の後縁に黄色の細帯がありますが。
コスカシバでは4、5節です。
①前翅・後翅:透明
※羽化直後は前翅に鱗粉があるようだ
②腹部:第2、第4、第6節後縁に黄色の細帯
別名:
ヒメスカシバ
分類:
チョウ目スカシバガ上科スカシバガ科スカシバガ亜科
翅を広げた長さ:
♂14~19mm
♀16~21mm
分布:
北海道、本州、四国?、九州
垂直分布?
成虫の見られる時期:
5~6月、7~10月(年2化)
幼虫で冬越し
エサ:
成虫・・・花の蜜
幼虫・・・カキノキ、ナシ、ヤナギの一種、クリ、カシワ、アラカシ、クマイチゴ、栽培サクラ、フジ、クマシデ、カワラハンノキの幹
その他:
体色は、青みがかった光沢を有する黒色。
前翅・後翅とも透明。
(羽化直後は前翅に鱗粉があるようだ。)
コスカシバと非常によく似るが、本種は日本で最も小さなスカシバガのひとつ。
腹部第2、4、6節後縁に黄色細帯があり、第4節だけが腹面まで続く。
(コスカシバは第4、5節に黄色帯を持ち、腹面で幅広い帯となる。)
前翅後縁部の黄色鱗はコスカシバよりはるかに少ない。
春に多いが、二回目の発生ピークが盆明けから始まる。
日中は葉上で休止していて、夕方になると活発に飛び回る。
卵は幹や主枝の粗皮間隙に1個ずつ産み付けられる。
表皮の粗い品種で、幼虫による食害が多いという。
幼虫は主幹、主枝、亜種枝部の形成層に食入し糞を排出する。
そのため、樹皮が剥がれ、木質部が露出する。
粗皮下に潜むので、冬季(休眠期)の粗皮削りで発見できる。
体色は白色で、頭部は赤褐色、終齢の体長は約15mm。
糞を綴り合せた黒褐色の俵状の繭を作り、蛹化する。
外部で羽化するため、食害部の表面から蛹殻が半分外に出る。
一度食害された箇所は繰り返し加害される傾向が強いため、先の部分は樹勢が衰弱する。
参考:
Digital Moths of Japan
みんなで作る日本産蛾類図鑑
病害虫・雑草の情報基地
島根県
カキにおける樹幹害虫(ヒメコスカシバ、フタモンマダラメイガ)の防除対策
ヒメコスカシバ発生と生態
岐阜県農業技術センター
奈良県におけるカキ樹幹害虫ヒメコスカシバとフタモンマダラメイガの発生消長と防除対策
樹幹害虫フタモンマダラメイガとヒメコスカシバによるカキの被害実態とアミド系殺虫剤の高濃度少量散布による被害抑制効果について
東京昆虫館
信越化学工業株式会社
アリスタ
富岡果樹園
四国産蛾類図鑑
福岡県病害虫防除所長
我が家の庭の生き物たち(都内の小さな庭で)
ヒメコスカシバ、私も2017.5.23に写していました。
オオスカシバ、やっと一匹に出会って、だいぶ大きくなっていましたか、
フンがクチナシの下に落ちていたので、見つけられましたが、あっという間に蛹になり、土を入れて我慢してしばらくは見ないようにしていましたが、ちょつとだけさなぎになったのをみて、ほつとしました。それから、蛾は夜に羽化すると聞いていたのですが、そうですか?
朝起きはできますが、夜はすぐ眠くなるので、結局今年も羽に白粉をつけた時は見逃しました。でも、元気に飛び立ったので、よしとしました。
いつも、よく新しい昆虫を見つけられて、名前や食草、その他傾向など、よく学んでらっしゃって感心してしまいます。どうぞまた、これからも、宜しくしお願いいたします。
ヒメコスカシバ、見つけたことがありません。東京にもいますか?
アミガサハゴロモの外来種は、私も最近知ったばかりなんです。
( ̄▽ ̄;)
お役に立てたのなら良かったです。
まぁ、羽化するなら夜~早朝かも知れませんね。
KONASUKEもまだ、鱗粉が付いた状態のオオスカシバを見たことがありません。
( ̄▽ ̄;)
ヒメコスカシバは、柿農家さんから害虫として警戒されていた時期もあったようですから、東京にもそれなりにいると思いますよ。
小さいから目立たない可能性があります。