フタモンヒロズコガ。
2007年に、オオタカとフクロウの巣から、日本で初めて記録された種です。
東南アジア産は幼虫産出性(♀が卵を体内で孵化させてから産む)が知られていましたが、日本産でも同様であることが確認されています。
この個体はちょっと擦れているようですね。
ヒロズコガ科の幼虫の中には、鳥の羽毛や毛などのケラチン質を食べるものが知られていますが、特にフクロウとの結びつきが強いようです。
フクロウは毎年、同じ巣を使い回すため、ケラチン食のヒロズコガ科幼虫は、絶えずエサが手に入り、毎年発生できます。
毎年、違う巣を利用する鳥では、こうは行きませんね。
一方でフクロウ側からしてみれば、巣内が清潔に保たれるワケで、ウイン・ウインの関係であると推測されています。
この蛾がいるということは、フクロウの巣が近くにあるということ、フクロウが生息できる自然が保たれている証拠でしょうね。
まぁ、夜中に何度か出会ってますけどね(笑)
①頭部背面は黄白色
②前翅前縁・外寄りに黄白色紋
③前翅後縁・内寄りに黄白色紋
分類:
チョウ目ヒロズコガ科ヒロズコガ亜科
翅を広げた長さ:
12~15mm
分布:
本州、ほか不明
垂直分布?
成虫の見られる時期:
6~7月、9月
越冬形態?
エサ:
成虫・・・?
幼虫・・・鳥の巣内の羽毛、毛、ペリットなど動物性のケラチン源
その他:
頭部背面は黄白色。
前翅の前縁・外寄り、後縁・内寄りに四角い黄白色紋がある。
翅を屋根型に畳んだ時、後縁の紋は六角形の一つの紋のようになる。
灯火にも飛来する。
♀は腹部内で幼虫を孵化させて産む(幼虫産出性)。
幼虫は鳥の巣内で育つ。
特にフクロウ類はヒロズコガ科に豊富な餌と住処を提供し、ヒロズコガ科は巣内を清掃し、毎年の巣利用を助けていると推測される。
2007年、営巣後のオオタカとフクロウの巣から日本で初めて記録され、新称フタモンヒロズコガとされた。
また、日本産も幼虫産出性であることが確認された。
参考:
北茨城周辺の生き物
富山県産蛾類博物館
私の虫日記
フォト蔵
鱗翅目昆虫のニッチとしての鳥の巣
List-MJ日本産蛾類総目録[version3](βバージョン、最終更新2021.06.03作成 神保 宇嗣)
J-STAGE
CiNii
2007年に、オオタカとフクロウの巣から、日本で初めて記録された種です。
東南アジア産は幼虫産出性(♀が卵を体内で孵化させてから産む)が知られていましたが、日本産でも同様であることが確認されています。
この個体はちょっと擦れているようですね。
ヒロズコガ科の幼虫の中には、鳥の羽毛や毛などのケラチン質を食べるものが知られていますが、特にフクロウとの結びつきが強いようです。
フクロウは毎年、同じ巣を使い回すため、ケラチン食のヒロズコガ科幼虫は、絶えずエサが手に入り、毎年発生できます。
毎年、違う巣を利用する鳥では、こうは行きませんね。
一方でフクロウ側からしてみれば、巣内が清潔に保たれるワケで、ウイン・ウインの関係であると推測されています。
この蛾がいるということは、フクロウの巣が近くにあるということ、フクロウが生息できる自然が保たれている証拠でしょうね。
まぁ、夜中に何度か出会ってますけどね(笑)
①頭部背面は黄白色
②前翅前縁・外寄りに黄白色紋
③前翅後縁・内寄りに黄白色紋
分類:
チョウ目ヒロズコガ科ヒロズコガ亜科
翅を広げた長さ:
12~15mm
分布:
本州、ほか不明
垂直分布?
成虫の見られる時期:
6~7月、9月
越冬形態?
エサ:
成虫・・・?
幼虫・・・鳥の巣内の羽毛、毛、ペリットなど動物性のケラチン源
その他:
頭部背面は黄白色。
前翅の前縁・外寄り、後縁・内寄りに四角い黄白色紋がある。
翅を屋根型に畳んだ時、後縁の紋は六角形の一つの紋のようになる。
灯火にも飛来する。
♀は腹部内で幼虫を孵化させて産む(幼虫産出性)。
幼虫は鳥の巣内で育つ。
特にフクロウ類はヒロズコガ科に豊富な餌と住処を提供し、ヒロズコガ科は巣内を清掃し、毎年の巣利用を助けていると推測される。
2007年、営巣後のオオタカとフクロウの巣から日本で初めて記録され、新称フタモンヒロズコガとされた。
また、日本産も幼虫産出性であることが確認された。
参考:
北茨城周辺の生き物
富山県産蛾類博物館
私の虫日記
フォト蔵
鱗翅目昆虫のニッチとしての鳥の巣
List-MJ日本産蛾類総目録[version3](βバージョン、最終更新2021.06.03作成 神保 宇嗣)
J-STAGE
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