KONASUKEの部屋

最近はすっかり昆虫ブログと化してます(笑)
生物のこと、笠間のこと、時々政治

アサギマダラ♂20181030

2018年10月31日 | チョウ目
アサギマダラ。
漢字では「浅葱斑」。
浅葱とは淡い藍色のこと。
→伝統色のいろは
翅の白っぽい部分が青みがかっていて、これを浅葱と見なしたのが名前の由来。

フジバカマで吸蜜中。
後翅の後角付近に黒褐色の性票があるので、オスですね。

撮影場所はこの辺↓

近くには幼虫の食草が自生する愛宕山があるので、あるいは地元で生まれた個体かも知れない。

画像はフォトチャンネルでどうぞ↓

アサギマダラ



分類:チョウ目タテハチョウ科マダラチョウ亜科
前翅の長さ:53~62mm
翅を広げた長さ:80~100mm
分布:全国
   丘陵~山地
   ※ ただし繁殖出来るのはキジョランの分布する関東以西。
     東北以北で見られる個体は暖地から飛来したもので、数も少ない。
成虫の見られる時期:5~11月
          幼虫で冬を越し、5月頃羽化する。
          成虫は夏季、冷涼な高原に移動する。
エサ:成虫・・・フジバカマ、ヒヨドリバナなどの花の蜜。
        「かたつむりの自然観撮記」によると、他にノリウツギ、シシウド、セリ、リョウブ、オカトラノオ、クガイソウ、オトコエシ、サラシナショウマなど、散形花序や穂状花序の、小さい花が集合した白い花を好む傾向があるとのこと。
   幼虫・・・キジョラン、イケマ、オオカモメヅル、サクラランなどのガガイモ科の植物
その他:移動性が高い蝶として有名。
    翅にマーキングを施し、移動経路を探る試みが行われている。
    滑空してゆったりと飛ぶが、驚くと空高く舞い上がって姿を消し、なかなか降りて来ない。
    和名は翅が浅葱色(淡い藍色)であることから。
    浅葱色の部分は鱗粉が退化して透けている。
    オスは後翅の後角に黒褐色の性票がある。
    希に地上で吸水することがある。
    睡眠時や雨天の休息時、木の枝などに集団でぶら下がる。
    幼虫・成虫ともに、食草由来のアルカロイド系の毒を蓄積する。
    若齢幼虫は、葉を楕円形に齧り、その内側を食べる(トレンチ行動)。
    幼虫の生息地は、照葉樹林に囲まれ、霜が降りずにキジョランが自生する樹林。
参考:茨城の昆虫生態図鑑(メイツ出版)
   ポケット図鑑日本の昆虫(文一総合出版)
   かたつむりの自然観撮記
   昆虫エクスプローラ

人気ブログをblogramで分析


最新の画像もっと見る

コメントを投稿