妹が一人

妹が一人います。
４つ年下。
まぁね、お互いに影響を与え合いながら育ったと思いますよ。

子どもの頃は、年下って、ずるいなぁ、って思ってました。
だってさ、特に教わってないことを、見よう見まねで身に付けられたら、年上の立場がない。

妹は、２歳の終わり頃から文字を読み始めて、家人を驚かせました。
誰も特別、教えた覚えがないのに。
「他の人が読んでたのを、丸暗記してるだけだろう」位に思っていたのですが。
その辺の本を引っ張り出して読み始めたんですよ。
まだ、読んであげたことのない本まで。
読める文字が多くて、驚かされたのを覚えています。
３歳の秋ごろになると、僕の国語の教科書を欲しがり出しました。

思い返してみると、僕が学校の宿題で教科書を音読している時。
妹は、うしろで、じ～っと見てたんですよね。
当時、僕は、文字の横を、指でなぞりながら読むクセがあったんですよ。
それで覚えたんじゃないか、って思うんですよね。

僕は風呂で、掛け算九九を覚えたんですが。
これも、同時進行で覚えられてしましました。

うしろから、ひたひたと来る　足音に（笑）
「年下って、ずるいなぁ。」って思いながら、必死で前を走ってた気がしますよ。
オイラ、頭を、サザエのゲンコツ（※）で殴られながら勉強教わったのに、それを難なくクリアされちゃぁ、たまんない。
まぁ、妹の存在があったから、多少はマジメに頑張ったって、言えないこともない。
ありがとう、妹よ（笑）

まぁ、私の少女マンガ好きは、妹の影響です（笑）
ウチは子ども部屋にカギとかなかったんで。
妹の部屋に勝手に入って、マンガを拝借。
んで、怒られる（笑）
「まだ、あたしも読んでないんだからね！
折り目、つけないでよね！」
バッタ～ン‼（ドアの閉まる音）

妹も、今や二児の母。
ふつ～のオバサンになりました（笑）
姪っ子は、今度、小学校に上がります。
さて、ここでも姉弟のバトルが繰り広げられるのでしょうか？
ちょっと楽しみだな、と思う、意地悪な伯父なのでありました。

※「サザエのゲンコツ」
・・・父の必殺技（笑）
拳を握る際、中指を少し高くして、その尖った先で殴る。
痛い。
形がサザエの貝殻のように、とんがるから。