アオイトトンボ。
この辺では割と普通に見られますが、まだ掲載していませんでした。
腹の先が明らかに膨らんでいて、♀ですね。
①翅胸側面の金緑色部の先端:第2側縫部に接する程度
②第2側縫線
③オオアオイトトンボでは、この辺まで金緑部が延びることが多い
④腹端:♀は明らかに膨らむ
⑤産卵管
a先端部:腹部先端を超えない
b側片の下側:成熟すると黒くなる
RDB:
絶滅危惧Ⅰ類:宮崎県、鹿児島県
絶滅危惧Ⅱ類:千葉県、東京都、高知県
準絶滅危惧種:長崎県
分類:
トンボ目 均翅亜目アオイトトンボ科アオイトトンボ亜科
全長:
♂34~48mm
♀35~48mm
腹の長さ:
♂25~37mm
♀26~35mm
後翅の長さ:
♂18~25mm
♀20~27mm
分布:
北海道、本州、四国、九州
平地~山地の止水
成虫の見られる時期:
4~11月(年1化・茨城県7月~10月中旬)
卵で冬越し
エサ:
成虫・・・小蛾類、ハエ、ユスリカ、イトトンボ類など小型の飛翔昆虫
幼虫・・・ミジンコ類、ユスリカ類やハナアブ類の幼虫
その他:
全身が金緑色で、成熟すると胸や腹部に白い粉を吹くが、♀は粉を吹かない個体もある。
(オオアオイトトンボ、コバネアオイトトンボは成熟しても粉を吹かない。)
成熟♂の腹部は第8節裏側、第9・10節が粉を吹く。
(オオアオイトトンボ成熟♂は第10節のみ)
♀は成熟すると産卵管側片は下側が黒くなる。
(コバネアオイトトンボでは黒くならない。)
♂の複眼は青い。
(オオアオイトトンボは緑色。)
♀は腹端が明らかに膨らみ、産卵管の先端部は腹部先端を超えない。
(エゾアオイトトンボ♀は産卵管の先端部が腹部先端を超えるほど長い。
また、エゾアオイトトンボは縁紋がアオイトトンボより短い。)
♂腹端の下部付属器は直線的。
(オオアオイトトンボ♂では外側に反る。)
翅胸側面の金緑色部の先端は、第2側縫線に接する程度。
(コバネアオイトトンボは全く届かない、オオアオイトトンボは広く接する。)
オガサワラアオイトトンボは小笠原諸島のみに分布する。
挺水植物の多生する池や湿地で見られ、寒冷地を好む。
近畿地方以西、四国、九州では産地が限定される。
中部山岳地産は体が小さく、緑が鮮やかで光沢が強い。
東海地方以西の平地産は著しく大きく黒味が増す傾向にある。
飛翔は緩やかで、止まる時は翅を半開きにすることが多い。
羽化は直立型。
羽化後は発生地から遠くない、草の茂みや林内で栄養飛翔し、秋になると水辺に戻る。
縄張りは静止占有型。
交尾は水辺の植物に止まって行われる(静止型)。
産卵は♂♀が連結して(時に単独で)イグサ、キショウブ、ガマなどの植物の生きた組織の中に行う。
(8月以降)
主に11時~15時の間に行われ、水面上、水面下のいずれにも産卵し、♂♀が完全に水中に潜る(潜水産卵)をすることもあるという。
卵は翌年に孵化する(卵期間6~8カ月)。
幼虫は3~8月に見られる(幼虫期間2~4カ月)。
幼虫は体長17~20mm、側尾鰓長10~13mmで、体は緑~淡褐色。
下唇の中片はすこぶる細く柄状。
下唇基節の長さはアオイト>オオ>コバネの順。
(オツネントンボ、ホソミオツネントンボのヤゴは下唇基節が明らかに太短い。)
腮(あご)刺毛は5~6対、側片は外方より2番目の歯の幅が広い。
側刺毛は3本で、うち2本は動鉤の上にある。
尾鰓(えら)は長大で先の方がやや細まり、全体が濃褐色のものが多いが、中には2~3条の淡色の帯を持つものも見られる。
コバネアオイトトンボのヤゴは側陵に褐色斑がある。
オオアオイトトンボのヤゴとは区別困難で、原生殖器や原産卵管を詳細に見る必要がある。
生息地の底質は砂泥、水質はやや濁った陸水。
参考:
茨城の昆虫生態図鑑(メイツ出版)
ポケット図鑑日本の昆虫1400②(文一総合出版)
学研の図鑑LIVE昆虫新版(学研プラス)
原色日本昆虫生態図鑑Ⅱトンボ編(保育社)
かたつむりの自然観撮記
虫ナビ
神戸のトンボ
昆虫エクスプローラ
岐阜大学教育学部理科教育講座(地学)
大阪府環境農林水産総合研究所
広島大学デジタルミュージアム
日本のレッドデータ検索システム
ざっそう屋
三重の野鳥
昆虫写真図鑑
yagopedia
この辺では割と普通に見られますが、まだ掲載していませんでした。
腹の先が明らかに膨らんでいて、♀ですね。
①翅胸側面の金緑色部の先端:第2側縫部に接する程度
②第2側縫線
③オオアオイトトンボでは、この辺まで金緑部が延びることが多い
④腹端:♀は明らかに膨らむ
⑤産卵管
a先端部:腹部先端を超えない
b側片の下側:成熟すると黒くなる
RDB:
絶滅危惧Ⅰ類:宮崎県、鹿児島県
絶滅危惧Ⅱ類:千葉県、東京都、高知県
準絶滅危惧種:長崎県
分類:
トンボ目 均翅亜目アオイトトンボ科アオイトトンボ亜科
全長:
♂34~48mm
♀35~48mm
腹の長さ:
♂25~37mm
♀26~35mm
後翅の長さ:
♂18~25mm
♀20~27mm
分布:
北海道、本州、四国、九州
平地~山地の止水
成虫の見られる時期:
4~11月(年1化・茨城県7月~10月中旬)
卵で冬越し
エサ:
成虫・・・小蛾類、ハエ、ユスリカ、イトトンボ類など小型の飛翔昆虫
幼虫・・・ミジンコ類、ユスリカ類やハナアブ類の幼虫
その他:
全身が金緑色で、成熟すると胸や腹部に白い粉を吹くが、♀は粉を吹かない個体もある。
(オオアオイトトンボ、コバネアオイトトンボは成熟しても粉を吹かない。)
成熟♂の腹部は第8節裏側、第9・10節が粉を吹く。
(オオアオイトトンボ成熟♂は第10節のみ)
♀は成熟すると産卵管側片は下側が黒くなる。
(コバネアオイトトンボでは黒くならない。)
♂の複眼は青い。
(オオアオイトトンボは緑色。)
♀は腹端が明らかに膨らみ、産卵管の先端部は腹部先端を超えない。
(エゾアオイトトンボ♀は産卵管の先端部が腹部先端を超えるほど長い。
また、エゾアオイトトンボは縁紋がアオイトトンボより短い。)
♂腹端の下部付属器は直線的。
(オオアオイトトンボ♂では外側に反る。)
翅胸側面の金緑色部の先端は、第2側縫線に接する程度。
(コバネアオイトトンボは全く届かない、オオアオイトトンボは広く接する。)
オガサワラアオイトトンボは小笠原諸島のみに分布する。
挺水植物の多生する池や湿地で見られ、寒冷地を好む。
近畿地方以西、四国、九州では産地が限定される。
中部山岳地産は体が小さく、緑が鮮やかで光沢が強い。
東海地方以西の平地産は著しく大きく黒味が増す傾向にある。
飛翔は緩やかで、止まる時は翅を半開きにすることが多い。
羽化は直立型。
羽化後は発生地から遠くない、草の茂みや林内で栄養飛翔し、秋になると水辺に戻る。
縄張りは静止占有型。
交尾は水辺の植物に止まって行われる(静止型)。
産卵は♂♀が連結して(時に単独で)イグサ、キショウブ、ガマなどの植物の生きた組織の中に行う。
(8月以降)
主に11時~15時の間に行われ、水面上、水面下のいずれにも産卵し、♂♀が完全に水中に潜る(潜水産卵)をすることもあるという。
卵は翌年に孵化する(卵期間6~8カ月)。
幼虫は3~8月に見られる(幼虫期間2~4カ月)。
幼虫は体長17~20mm、側尾鰓長10~13mmで、体は緑~淡褐色。
下唇の中片はすこぶる細く柄状。
下唇基節の長さはアオイト>オオ>コバネの順。
(オツネントンボ、ホソミオツネントンボのヤゴは下唇基節が明らかに太短い。)
腮(あご)刺毛は5~6対、側片は外方より2番目の歯の幅が広い。
側刺毛は3本で、うち2本は動鉤の上にある。
尾鰓(えら)は長大で先の方がやや細まり、全体が濃褐色のものが多いが、中には2~3条の淡色の帯を持つものも見られる。
コバネアオイトトンボのヤゴは側陵に褐色斑がある。
オオアオイトトンボのヤゴとは区別困難で、原生殖器や原産卵管を詳細に見る必要がある。
生息地の底質は砂泥、水質はやや濁った陸水。
参考:
茨城の昆虫生態図鑑(メイツ出版)
ポケット図鑑日本の昆虫1400②(文一総合出版)
学研の図鑑LIVE昆虫新版(学研プラス)
原色日本昆虫生態図鑑Ⅱトンボ編(保育社)
かたつむりの自然観撮記
虫ナビ
神戸のトンボ
昆虫エクスプローラ
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