ギンヤンマの交尾。
居たのは、リアルKONASUKEの部屋のテレビアンテナ。
朝の時間帯で、赤っぽく写ったので、色は修正しています。
ギンヤンマという和名は、腹部第3節下縁に銀白色の斑紋があることから。(円内)
♂の腹部下面にも、銀白色の模様(円内)があります。
分類:
トンボ目 異翅亜目ヤンマ科ヤンマ亜科
大きさ:
体長:65~84mm
腹長:53~57mm
後翅長:51~55mm
分布:
全国
平地~丘陵・止水
成虫の見られる時期:
5~10月(年1化、茨城県7月中旬~10月上旬、南西諸島は一年中)
※関西では年2化の場合があるようです
様々な齢期の幼虫で冬越し
エサ:
成虫・・・飛翔昆虫
幼虫・・・若齢・ミジンコ類、中齢~水中の昆虫の幼虫、オタマジャクシ、小魚など
その他:
和名は腹部第3節下縁に銀白色の斑紋があることに因む。
胸部は緑色でほぼ無紋、腹部には黄色の斑紋がある。
極稀にクロスジギンヤンマとの交雑種・スジボソギンヤンマが見られる。
オスは腹部の付け根が水色になる。
メスでもオスと同様の体色になる個体もある。
♂の水色部を緑色の紙で隠してしまうと、♀と勘違いした♂が追いかけてくることがある。
頭部前額に黒色条が一本ある。
成熟するにつれて翅は濃褐色になる。
後翅の付け根に「小膜部」という色の濃く見える部分がある。
飛翔速度は時速約60kmに達するとも言われる。
主に平野の池に生息する。
挺水植物の多い、広い池や沼を好む。
水田や灌漑用の川、都市部の公園、学校のプールなどにも見られる。
羽化直前の幼虫は、挺水植物に登る際、腹を反らせて、翅を伸ばすのに障害物がないか確かめる。
羽化は倒垂型で、深夜~夜明け前に行われる。
夜明けとともに新生した成虫は、近くの茂みなどに飛び去る。
時に昼近くまで羽化殻の上に静止している個体が見られる。
未熟な個体は水辺を離れ、かなり遠方まで移動することがあり、空き地の上空などで摂食飛行しているのが見られる。
未成熟個体は黄昏飛翔性が見られる。
成熟した個体は再び池畔に戻り、♂は池面を占有して縄張りを形成し、パトロール飛翔を行う。
縄張りの広さはかなり広く、長さ30~40m、幅5~10mにも及ぶことがある。
♂の縄張り内に♀が飛来すると、♂はこれを追尾し直ちに交尾する。
この性質を利用した遊びが「トンボ釣り」。
囮の♀を糸で結わえて、棒の先に括り付けて♂を捕るもので、戦前の子どもたちは「トンボ釣り」をしていたと言われ、各地に「トンボ釣り唄」が残っている。
♂♀がつながった状態を「おつながり」「つるみ」「ずる」などと言い、完全な交尾状態を「ほかけ」「おわん」「くるま」などと呼んだ。
交尾は静止型で、水域周辺の草むらや木の枝先などで行われる。
交尾が済んでからも♂♀は離れず、連結したまま、挺水植物や時に湿った土中に産み付けることもある。
(♀が単独産卵することもある。)
ヤンマ類としては連結産卵は珍しい。
卵は白っぽくて細長く、2mmほど。
産卵~孵化:17~18日
ふ化直後は脚が畳まれ、薄い皮に包まれた前幼虫。
幼虫は体長49~55mm、頭幅8.5~9.3mm。
典型的なヤンマ型をした大型の種類で、体は暗褐色で腹背の正中線に太い黒条があり、その両側に淡色の筋が認められる。
頭・胸部及び腹背に複雑な小斑紋が多い。
下唇あごは長く、畳んだ時にその基端はほぼ後脚の基節間に達する。
下唇側片内葉片の先端が先細りせず幅広く終わることで、クロスジギンヤンマと区別できる。
脚は比較的細くて、長さは平均的、各脚の腿節には2~3条の濃色の環紋がある。
腹節は長く、第7~9節に顕著な側刺がある。
肛片は割合に長く、良く尖っている。
♂の成虫の尾部下付属器となる突起は極めて短く、肛上片の長さの約1/3程に過ぎず、♀の産卵管突起は第9腹節の長さの2/3程である。
主に水草などに掴まって生活する。
第1~2齢の幼虫は脚の運動で遊泳するが、大きくなると直腸より水を噴射して前進する。
14齢期を経て成熟する。
成虫の出現期・産卵期が長期間に及ぶため、様々な齢期の幼虫が併存する。
孵化~羽化:300~330日前後。
年によって、かなり羽化量に変動がある。
参考:
茨城の昆虫生態図鑑(メイツ出版)
ポケット図鑑日本の昆虫1400②(文一総合出版)
学研の図鑑LIVE新版昆虫(学研プラス)
原色日本昆虫生態図鑑Ⅱトンボ編(保育社)
かたつむりの自然観撮記
虫ナビ
教育出版Webずかん
神戸のトンボ
Hondaキャンプ
昆虫エクスプローラ
ムシミル
神戸の自然シリーズ
しぜんたんけんてちょう
岐阜大学教育学部理科教育講座(地学)
スモールズー
Angler's Sound
ホンシェルジュ
国土交通省 九州地方整備局
ヤゴペディア
広島大学デジタル博物館
居たのは、リアルKONASUKEの部屋のテレビアンテナ。
朝の時間帯で、赤っぽく写ったので、色は修正しています。
ギンヤンマという和名は、腹部第3節下縁に銀白色の斑紋があることから。(円内)
♂の腹部下面にも、銀白色の模様(円内)があります。
分類:
トンボ目 異翅亜目ヤンマ科ヤンマ亜科
大きさ:
体長:65~84mm
腹長:53~57mm
後翅長:51~55mm
分布:
全国
平地~丘陵・止水
成虫の見られる時期:
5~10月(年1化、茨城県7月中旬~10月上旬、南西諸島は一年中)
※関西では年2化の場合があるようです
様々な齢期の幼虫で冬越し
エサ:
成虫・・・飛翔昆虫
幼虫・・・若齢・ミジンコ類、中齢~水中の昆虫の幼虫、オタマジャクシ、小魚など
その他:
和名は腹部第3節下縁に銀白色の斑紋があることに因む。
胸部は緑色でほぼ無紋、腹部には黄色の斑紋がある。
極稀にクロスジギンヤンマとの交雑種・スジボソギンヤンマが見られる。
オスは腹部の付け根が水色になる。
メスでもオスと同様の体色になる個体もある。
♂の水色部を緑色の紙で隠してしまうと、♀と勘違いした♂が追いかけてくることがある。
頭部前額に黒色条が一本ある。
成熟するにつれて翅は濃褐色になる。
後翅の付け根に「小膜部」という色の濃く見える部分がある。
飛翔速度は時速約60kmに達するとも言われる。
主に平野の池に生息する。
挺水植物の多い、広い池や沼を好む。
水田や灌漑用の川、都市部の公園、学校のプールなどにも見られる。
羽化直前の幼虫は、挺水植物に登る際、腹を反らせて、翅を伸ばすのに障害物がないか確かめる。
羽化は倒垂型で、深夜~夜明け前に行われる。
夜明けとともに新生した成虫は、近くの茂みなどに飛び去る。
時に昼近くまで羽化殻の上に静止している個体が見られる。
未熟な個体は水辺を離れ、かなり遠方まで移動することがあり、空き地の上空などで摂食飛行しているのが見られる。
未成熟個体は黄昏飛翔性が見られる。
成熟した個体は再び池畔に戻り、♂は池面を占有して縄張りを形成し、パトロール飛翔を行う。
縄張りの広さはかなり広く、長さ30~40m、幅5~10mにも及ぶことがある。
♂の縄張り内に♀が飛来すると、♂はこれを追尾し直ちに交尾する。
この性質を利用した遊びが「トンボ釣り」。
囮の♀を糸で結わえて、棒の先に括り付けて♂を捕るもので、戦前の子どもたちは「トンボ釣り」をしていたと言われ、各地に「トンボ釣り唄」が残っている。
♂♀がつながった状態を「おつながり」「つるみ」「ずる」などと言い、完全な交尾状態を「ほかけ」「おわん」「くるま」などと呼んだ。
交尾は静止型で、水域周辺の草むらや木の枝先などで行われる。
交尾が済んでからも♂♀は離れず、連結したまま、挺水植物や時に湿った土中に産み付けることもある。
(♀が単独産卵することもある。)
ヤンマ類としては連結産卵は珍しい。
卵は白っぽくて細長く、2mmほど。
産卵~孵化:17~18日
ふ化直後は脚が畳まれ、薄い皮に包まれた前幼虫。
幼虫は体長49~55mm、頭幅8.5~9.3mm。
典型的なヤンマ型をした大型の種類で、体は暗褐色で腹背の正中線に太い黒条があり、その両側に淡色の筋が認められる。
頭・胸部及び腹背に複雑な小斑紋が多い。
下唇あごは長く、畳んだ時にその基端はほぼ後脚の基節間に達する。
下唇側片内葉片の先端が先細りせず幅広く終わることで、クロスジギンヤンマと区別できる。
脚は比較的細くて、長さは平均的、各脚の腿節には2~3条の濃色の環紋がある。
腹節は長く、第7~9節に顕著な側刺がある。
肛片は割合に長く、良く尖っている。
♂の成虫の尾部下付属器となる突起は極めて短く、肛上片の長さの約1/3程に過ぎず、♀の産卵管突起は第9腹節の長さの2/3程である。
主に水草などに掴まって生活する。
第1~2齢の幼虫は脚の運動で遊泳するが、大きくなると直腸より水を噴射して前進する。
14齢期を経て成熟する。
成虫の出現期・産卵期が長期間に及ぶため、様々な齢期の幼虫が併存する。
孵化~羽化:300~330日前後。
年によって、かなり羽化量に変動がある。
参考:
茨城の昆虫生態図鑑(メイツ出版)
ポケット図鑑日本の昆虫1400②(文一総合出版)
学研の図鑑LIVE新版昆虫(学研プラス)
原色日本昆虫生態図鑑Ⅱトンボ編(保育社)
かたつむりの自然観撮記
虫ナビ
教育出版Webずかん
神戸のトンボ
Hondaキャンプ
昆虫エクスプローラ
ムシミル
神戸の自然シリーズ
しぜんたんけんてちょう
岐阜大学教育学部理科教育講座(地学)
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