KONASUKEの部屋

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ケアマネ試験振り返り㉕

2022年11月03日 | 日記
問題25 一人暮らしのAさん(84歳、男性、要介護1)は、訪問介護を週1回利用している。認知症と診断されており、片付けができなくなったことに加え、先日は外出先で道に迷って警察に保護された。遠方に住む妹からは、「迷惑をかけるようなら施設に入るよう説得してほしい」との要望があった。Aさんは、「このまま家で気楽に暮らし続けたいが、銀行手続き等の金銭管理が不安なので、介護支援専門員に管理をお願いしたい」と話している。この時点における介護支援専門員の対応として、より適切なものはどれか。3つ選べ。
1 Aさんとの信頼関係を大切にするため、金銭管理を引き受ける。
2 Aさんと妹の同意を得て、民生委員にAさんの最近の状況を説明し、見守りに関する対応を相談する。
3 Aさんに日常生活自立支援事業についての情報提供を行う。
4 妹の要望に応え、施設サービスの利用手続を始める。
5 Aさんの認知症の状態や生活状況についての再アセスメントを行う。

選択肢1:×
信頼関係が大事なのは言うまでもないが、金銭管理を引き受けるのは、介護支援専門員としては適切ではない。

選択肢2:〇
認知症の進行に伴って、「道に迷う」という新たな状況が生じている。新たな生活ニーズに対応して、他職種に相談するのは適切と言える。本人・家族の同意を得ている点でも適切な対応と言える。

選択肢3:〇
これも「金銭管理」という新たなニーズに対応するもので、適切といえるでしょう。
「勧める」のではなく、「情報提供」であるところが、本人の意思を尊重していると思われ、より適切に感じられますね。
日常生活自立支援事業:
判断能力が不十分な高齢者を支援する制度。
生活支援員が、福祉サービスの利用を援助したり、日常の金銭管理も行う。
本人に代わって財産管理を行う制度には他に、成年後見制度がある。
日常生活自立支援事業は、利用者本人と契約の締結を行うため、契約内容を判断し得る能力を有している必要があり、この点が成年後見制度と異なる。
・・・Aさんは契約内容を判断し得る可能性が高いので、相応しいと言えるでしょう。

選択肢4:×
本人「このまま家で気楽に暮らし続けたい」
妹「迷惑をかけるようなら施設に入るよう説得してほしい」
と、本人と家族の要望が異なっている。
家族の意見だけに沿った対応をするのは適切ではない。

選択肢5:
認知症の進行に伴って、新たな生活ニーズが生じており、再アセスメントを行うのは適切と言える。

てなワケで、正解は2,3,5。

さて、これで「介護支援分野」全25問が終了。
ケアレスミスがあったものの、上出来でしょう。
この分野で少なくとも7割の正解率が求められます。
問題の難易度によって、多少、合格ラインが引き上げられることがありますが。

さらにこのあと・・・
保健医療サービスの知識等:20問
福祉サービスの知識等:15問
が続きます。
この二つの分野合わせて7割以上、かつ全体で7割以上が合格ラインと言われます。
果たして?

問題26に続く。


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