KONASUKEの部屋

最近はすっかり昆虫ブログと化してます(笑)
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ハナダカノメイガ220520

2022年11月02日 | チョウ目
ハナダカノメイガ。

いやぁ、同定に難渋しました。
下唇鬚が長くて、後翅を見せない止まり方から、てっきりナミシャク亜科かと。
そっちを血眼になって探してましたよ(笑)

しかもノメイガ亜科にしては、止まった時の触角の位置が違います。
普通、メイガ上科は、触角を背中に背負うものなんですが。
この蛾は、常に前に突き出して止まるようですね。

因みに冒頭の個体は♂。
触角の基部1/3が太く、その先が曲がります。

翅は幅が広くて丸っこい。
後角は腹端より前にくる。

腹は、毛塊を内蔵するため、太いそうです。
う゛う゛ぅ~ん。
何て掟破りな!
普通は、♀の方が腹が太い、というのが常識でしょう。
勿論、産卵のためにね。

こっちが♀。
確かにこっちの方が腹は目立たない気がする。
前翅は前縁が少し凹んでいて、幅が狭い。
後角は腹端より後ろにあり、翅が長く見えますね。
触角は糸状。

①下唇鬚:長い
②触角:突き出して止まる。♂は基部1/3が太い(♀は糸状)
③前翅前縁:♂は外に膨らむ傾向で、前翅の幅が広い(♀は凹む傾向で、前翅の幅が狭い)
④後角:♂は腹端より前方に来る(♀は後方に来る)
⑤白点
⑥外横線
⑦腹:♂の方が太い
⑧腹端:淡色
⑨後翅を見せずに止まる

分類:
チョウ目メイガ上科ツトガ科ノメイガ亜科
翅を広げた長さ:
19~23mm
分布:
北海道、本州、四国、九州
平地~山地
成虫の見られる時期:
6~8月
越冬形態?
エサ:
成虫・・・花の蜜
幼虫・・・不明
その他:
下唇鬚は長い。
触角を前に突き出し、後翅を見せずに止まる。
ヒメハナダカノメイガに似るが、本種の方が大きい。
前翅は暗褐色で、中室に一対の小白点がある。
(ヒメハナダカノメイガは白点が弱いようだ。)
九州以南の個体の中には、前翅外横線より内側が赤味を帯びるものもある。
♂の方が色調が暗く、赤褐色を帯びる個体もあるという。
♂は♀より前翅の幅が広く、前縁が膨らむ傾向、後角は腹端より前に来る。
♀は♂より前翅の幅が狭く、前縁は凹む傾向、後角は腹端より後ろに来る。
腹端は淡色。
♂の腹部は、毛塊を内蔵するため太い。
♂の触角は、基部から1/3が太く、その先が少し曲がる。
♀は糸状。
灯火に飛来する。
参考:
Digital Moths of Japan
みんなで作る日本産蛾類図鑑V2
虫ナビ
渓舟の昆虫図鑑
北河内昆虫記
こんちゅう館
東京昆虫館
狭山市の自然【昆虫】
東京23区内の虫2
北茨城周辺の生き物

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