KONASUKEの部屋

最近はすっかり昆虫ブログと化してます(笑)
生物のこと、笠間のこと、時々政治

「特別展 昆虫」行ってきたよ・その2

2018年08月24日 | 昆虫
~続き~
冒頭の写真は、ヤンバルテナガコガネのホロタイプ標本。
世界に1点しかありません。
初公開!
主催者が、最後まで公開をためらったというレアもの。

※ホロタイプ標本とは・・・

新種の名前(学名)を命名する際に、その一番の基準になる標本を論文の中で特定しなければならない。
それがタイプ標本である。
タイプ標本が複数ある場合に、その中に複数の種が含まれる可能性が0ではない。
それで、複数あるタイプ標本の中で一番優先しなければならない1点のタイプ標本をホロタイプと称する。
その他のタイプ標本はパラタイプと呼ばれる。
ホロタイプは新種1種について必ず1点しかない。

「灯りに集まる」とされる昆虫は、実は光と影の境界「エッジ」を目指して飛んでいる、という仮説が面白かった。
写真は、従来の誘蛾灯と最新の理論に基づく誘蛾灯。

昆虫の嗅覚を体感する、ってことで、スジグロシロチョウなどのフェロモンの嗅ぎ比べが体験できる。
最近はフェロモン剤を使って、害虫を防除することも行われている。

振動で害虫を防除する例として、マツノマダラカミキリの例が挙げられていた。
マツノザイセンチュウを媒介して、松を枯らしてしまうのだが。

昆虫の能力・習性を利用した害虫の防除法が発展・確立すれば、農薬など環境に負荷が大きい方法の代わりになる。
まぁ、KONASUKE自身は、昆虫を防除する気は全くなく、むしろ寄ってきて欲しいのだが(笑)

昆虫を知り、研究する第1歩として、昆虫採集のマナー、技術などが紹介されていた。
KONASUKE的には、ショップで吸虫管とか売って欲しかったなぁ。
捕虫網とちょっとしたツールくらいしかなく、品切れもあり、残念。

標本の部屋。

混んでて、とても観る気にはならなかったので、次の機会に。

最新技術として、
①ナノスーツ法
 SEM(走査型電子顕微鏡)で、生きた昆虫、あるいはそれに近い状態の臓器などを観察するための手法。

②X線マイクロCT
 昆虫の身体をCTスキャンする。

他に③3D昆虫
なども紹介されていた。
「昆虫すごいぜ!」の「ものすごい図鑑」も、こうした技術の反映だろうな。

この展示のために採集された、セイボウ(青蜂)の新種。
誰の名前がつくんだろう?
楽しみだね。

ジャポニカ学習帳の表紙。
KONASUKEたちの世代には懐かしいねぇ。
1978年~KONASUKE小4

小5

中1

同じく中1

中2

中2~中3

中3~高1

高1

高3

大学で留年中(苦笑)

写真は、従来のアクリル板で覆った香川少年。
背景が写り込んでしまっている。

生物の優れた特性を模倣する技術・バイオミメティクス。
その実例の一つ、モスアイ(蛾の眼)フィルムで覆うと・・・

背景が写らない!
出来れば、他の陳列物もこれで覆って欲しかった!

レストランで、特別メニューも食べた。
「豚ヒレ肉のロースト『てんとう虫』風 ハチミツ入りトマトソース エビフライ添え」
税込1800円

1時間待ち!
お子様連れにはオススメできない。
それはともかく・・・

メインディッシュは豚ヒレ肉のロースト。
ハチミツ入りのトマトソースの上には、ナナホシテントウの☆に見立てたブルーベリー。
お花に群がるパスタの蝶々。
エビなどの甲殻類は、一番、昆虫に近いらしいですよ(笑)

ライスかパンをチョイスできます。

カップスープ

これにコーヒーor紅茶が付きます。

さて、写真があるとこだけ紹介しました。
次回、行ったら、もっと虫オタクな、濃厚な紹介をしたいと思います(笑)

blogramによるブログ分析


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