KONASUKEの部屋

最近はすっかり昆虫ブログと化してます(笑)
生物のこと、笠間のこと、時々政治

「日本人は何をめざしてきたのか第2回水俣」を観た

2013年08月03日 | テレビ
「日本人は何をめざしてきたのか 第2回
水俣~戦後復興から公害へ~」を観た。

人間の命を、健康を、尊厳を犠牲にする「経済成長」って何だ?
経済は、人の暮らしを豊かにしてなんぼ。
経済が人間に従属するんじゃなく、人間が経済に従属しては、本末転倒だ。
何か、チャップリンの「モダン・タイムス」を思い出した。
人間が機械に使われちゃうやつ。
経済は、人の暮らしを豊かにする手段に過ぎず、目的・目標にしてしまうとおかしなことになってしまう。

ひるがえって、今の日本の経済はどうだろう?
私たちの働かされ方は、まっとうだろうか?
愛する家族や自分の、豊かな生活のために働いていたはずなのに。
サービス残業も、カローシも、自殺もなくならず、ブラック企業まで出てきて、ブラック企業の元社長が議員様とは恐れ入った!
いくら資本主義とはいえ、最低限のルールの中で競争すべきじゃぁないだろうか。
格闘技だって、急所攻撃はダメでしょ。
「規制緩和」の名の下、何でもアリ、ルール無用にしたらいかんよ。

番組は、水俣について、「傷が消えることはない」という調子で終わっていた。
まぁ、それも一面では事実だろうが、一方で、水俣市では、過去の痛苦の教訓に学んで、環境への取り組みを強めてきた。
環境モデル都市にも選ばれている。
今回の番組の主旨とは異なるので仕方ない面はあるかと思うが、別な機会にぜひ、そういう水俣市の姿も報道して欲しいと願う。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ナチを見習えってアンタ… | トップ | 「日本人は何をめざしてきた... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

テレビ」カテゴリの最新記事