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巨大キツネ、あらわる!
第106回 笠間の菊まつりにて。
ご近所だと、結局、ギリギリになって行くんだよなぁ。
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なぜか昔から、菊まつりの入り口は、一休さん。
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彼誰時(かわたれどき)って、黄昏時(たそがれどき)のこと。
それぞれ、「彼は誰?」「誰そ彼?」の意味で、
夕暮れ時、人の顔がはっきり見えなくなり、悪人や化け物がまぎれこんでいても、わからない時間、
という思いが込められている言葉。
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木に菊が生えてる?
いえいえ、枝に見立てた金網に、菊が挿してあるようです。
今年の菊人形展は、大河ドラマ「八重の桜」。
笠間の菊人形は、切花ではありません。
株ごと採った菊の根っこを、ミズゴケで包んで、い草で縛ります。
(ワラだと切れてしまうので。)
根っこは人形の胴体の中にあり、ミズゴケで水分を保ちます。
茎を曲げて、人形の前面に花をもってくるのだそうです。
人形一体当たり50~60株を使い、花は、もって一週間ほどとのこと。
期間中、5~6回の衣装換えが必要だが、一体飾り付けるのに、専門の職人二人がかりで丸二日かかる。
ローテーションで、どれか一体は、常に衣装換えをしているのだそうです。
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古典菊。
こういう菊は、業者に委託してやっている菊まつりでは、見られないそうな。
明治以来の伝統のある菊まつりならではだね。
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古典菊のアップ。
この菊が、菊の御紋のデザインのモデルだという話もあるそうです。
今日は、たまたま社務所の人が解説してくれました。
それで思ったんだけど、私みたいな、どシロートは、菊の見方なんてわからないので、コンシェルジュみたいな人がついて、説明してくれたら、いいんじゃないかなぁ。
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