KONASUKEの部屋

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キシタホソバ230427

2023年05月03日 | チョウ目
キシタホソバ。
これまで当ブログに掲載した種では、ムジホソバヤネホソバキマエホソバニセキマエホソバに似ています。
自分自身のためにも、ちょっと違いを整理してみましょう。
ムジホソバ、ヤネホソバは、胸部背面が、前翅前縁の縁取りの色と同色です。
キマエホソバ、ニセキマエホソバは本種より小型です。

①胸背面・前翅:灰色
②頭部:黄色
③前翅前縁:黄色い縁取りは細い

別名:
キベリホソバ
翅を広げた長さ:
春型32~36mm
夏型27~32mm
分類:
チョウ目ヒトリガ科コケガ亜科
分布:
北海道、本州、四国、九州
平地~山地
成虫の見られる時期:
5~6月、7月~8月(暖地では9月に第3化が出る)
幼虫で冬越し
エサ:
成虫・・・口吻は退化しているという記述と、花の蜜などを食べるという記述がある
幼虫・・・地衣類
その他:
以前は旧北区に広域に分布する種の亜種とされたが、独立した。
個体変異が大きく、地理的変異も見られる。
頭部は黄色、胸部は灰色。
一般に前翅は暗い灰色で、前縁は細く黄色で縁取られる。
後翅は黄色。
北海道や本州中部の高地では前翅が淡色で、後翅の黄色も淡くなる。
屋久島産は後翅に赤味が加わる。
温暖地の第2化は小型(開帳30mm内外)だが、山地で夏にとれるものは大きい(開帳40mm内外)。
触角は微毛状で、各節から1対の針状物が出る。
雌雄を外見で区別するのは困難。
キマエホソバに似るが、本種の方が大きい。
樹林と林縁で見られ、特に湿度の高い渓流沿いの河畔林に多い。
夜行性で灯火に飛来することも多い。
普通種で個体数も多い。
幼虫は体色は黒色で、背面に橙色の縦筋模様がある毛虫。
幼虫は毒針毛を持ち、刺毛が皮膚に刺さると痛みを感じる。
ミヤマキベリホソバ(高山性)、ウスキシタホソバ(寒冷地性)と極めて良く似る。
幼虫で越冬し、春に蛹化、羽化する。
参考:
Digital Moths of Japan
みんなで作る日本産蛾類図鑑V2
かたつむりの自然観撮記
虫ナビ
昆虫エクスプローラ
北河内昆虫記
北茨城周辺の生き物
富山県産蛾類博物館
ChameleonArms221's diary
ZATTAな昆虫図鑑
写真で儲けたい男
YAMKEN
四国産蛾類図鑑
こん近のblog
身近な自然に癒されて

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