コツヤホソゴミムシダマシ？240713

2024年の画像から。
コツヤホソゴミムシダマシ？
同定には自信ありません。

最初、いつものクチキムシか何かかと思ったのですが。
帰って画像を修正してみると、どうも違和感があります。
・コメノゴミムシダマシ、
・チャイロコメノゴミムシダマシ（ミルワームの成虫）、
・クロゴミムシダマシ（ゴミムシダマシ）
をネット上で調べましたが。
前胸側板の形状とか、鞘翅の条溝や点刻の感じとか、どうもしっくり来なくて。
原色日本甲虫図鑑（Ⅲ）を当たってみて、コツヤホソゴミムシダマシが最も近いと感じました。

①頭部の幅に対して、前胸側板の前縁の方が明らかに広い
②上から見た時、前胸側板の側縁は、後方1/3で徐々に狭まる
③前胸側板の後角は三角形に突出する
④鞘翅は光沢があり、条溝は深く密で、点刻がハッキリしている
⑤♂の前脛節は端部へ太まりながら弓湾するが、オオツヤホソゴミムシダマシほど極端ではない
（この個体は♀か？）

ただ、大きさがねぇ。
後ろの網戸の目が1ｍｍ四方とすると、約8ｍｍと小さすぎます。
1.5ｍｍ四方なら、約12ｍｍで、ギリギリ最小サイズというところでしょうか？
今度、網戸の目を定規で測ってみよう（笑）

RDB：
情報不足：長崎県
分類：
コウチュウ目カブトムシ亜目ヒラタムシ下目ゴミムシダマシ上科ゴミムシダマシ科ナガキマワリ亜科
体長：
12.0～12.5ｍｍ
分布：
北海道、本州、四国、九州
平地～山地
成虫の見られる時期：
3～9月頃？（年1化）
成虫で冬越し
エサ：
詳細不明
その他：
体は扁平。
頭幅と比べて、前胸背版前縁の方が明らかに広い。
前胸背版側縁は、前2/3が丸みを持ち、後方1/3は徐々に狭まる。
後角は後方に三角形に突出する。
鞘翅は光沢があり、条溝は深く密で、点刻はハッキリしている。
♂の前脛節は端部へ太まりながら弓湾するが、オオツヤホソゴミムシダマシほど極端ではない。
樹上性で、樹林内で見られる。
幼虫・成虫ともに朽木樹皮下に生息する。
夜行性で、灯火にも飛来するようだ。
活動は不活発だが、行動は比較的敏捷。
立ち枯れなどの樹皮下で単独越冬する。
普通種で個体数も多い。
参考：
原色日本甲虫図鑑（Ⅲ）（保育社）
日本列島の甲虫全種目録（2024/2025年）
かたつむりの自然観撮記
吉崎ネット甲虫館
島根大学総合博物館
あおもり昆虫記
甲虫三昧
続・田中川の生き物調査隊
SAYABANE
虫をためつすがめつ
昆虫綱Insecta
日本のレッドデータ検索システム
山中比叡平の防災