KONASUKEの部屋

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ヒョウタンカスミカメ族の1種20191128

2020年01月25日 | カメムシ目
ヒョウタンカスミカメ族の1種。
日本産ヒョウタンカスミカメ族の図説検索を使ってみたけど、種の特定には至りませんでした。

①体は細長くアリに似る、全身黒色→クロヒョウタンカスミカメ
 体は幅広く、半翅鞘の少なくとも内側半分は褐色→②へ

 体色に褐色が混じっているので、クロヒョウタンカスミカメは除外。
 まぁ、全体の体型に関しては、上からの写真がないので、体が細長いか、幅広いかは不明。

②銀白色鱗毛列より後方の半翅鞘革質部が、
 全体に光沢がある→③へ
 外半部のみ光沢がある→④へ

 う゛ぅ~ん、フラッシュで光っちゃって、分かりません。

③触角第2節が筒状で、小盾板に3つの鱗毛からなる点がある→ツヤヒョウタンカスミカメ
 触角第2節は先半部でやや膨らみ、小盾板に鱗毛を欠く→タイワンヒョウタンカスミカメ

 触角の形状については、撮る角度によって違って見えるため、ちょっと判断が付きませんが。
 小盾板に3つの点があることから、タイワンヒョウタンカスミカメは除外しても良さそうです。

④触角第2節は多少とも膨れる。前胸背板の幅は長さの約2倍で、側縁はほぼ直線的→⑤へ
 触角第2節は筒状か先端で僅かに膨れる。前胸背板の幅は長さの2倍未満で、側縁は湾入する→⑥へ

 上からの画像がないため、これも判断が付きません。

⑤触角第2節は第1節の約2倍の太さ、小盾板の鱗毛斑は縦長でU字状→ヒゲブトヒョウタンカスミカメ
 触角第2節は第1節の約1.5倍、小盾板には鱗毛斑が3つある→マツヒョウタンカスミカメ

 触角第2節はそれほど太くないし、鱗毛斑は3つあるので、マツヒョウタンカスミカメの方が近いと思われます。
⑥体背面は起立毛と匍匐毛を共に備える→⑦へ
 体背面は匍匐毛のみで起立毛は頭部後縁、前胸背板前縁および半翅鞘後縁のみ→⑧へ

 う゛ぅ~ん、毛は見えないなぁ。

⑦体は褐色。触角第2節は先端1/3が暗色。半翅鞘楔状部の鱗毛斑は帯状→ヒョウタンカスミカメ
 体は暗褐色。触角第2節は全体暗色か先端に向かい徐々に暗化する。半翅鞘楔状部の鱗毛斑は小さい点状→オオクロヒョウタンカスミカメ

 オオクロヒョウタンカスミカメの方が近いかな。

⑧触角第1節は淡褐色の腹面を除き赤褐色。半翅鞘楔状部の鱗毛斑は小さい点状→P.choii Josifov
 触角第1節は全体淡褐色。前腿節は暗褐色または赤褐色を帯びる。Costal fractureに沿って鱗毛が並ぶ→⑨へ

 鱗毛斑は点状なので、P.choii Josifovの方が近いかな?
 ネット上には画像が見つからなかったので、ウラはとれない。
 ⑨以降は該当しないが、一応、載せていおこう。

⑨触角第2節はやや膨れる。後脛節は多少とも曲がる→ヒョウタンカスミカメ
 触角第2節は筒状。後脛節は直線的→⑩へ

⑩触角第3節は第2節の約1/3の長さ、先端がわずかに暗色→ミツボシヒョウタンカスミカメ
 触角第3節は第2節の約半分、先端半分が暗色→ヨモギヒョウタンカスミカメ


というワケで、有力なのは、
ツヤヒョウタンカスミカメ(体長3~3.5mm)
マツヒョウタンカスミカメ(体長5mm内外、アカマツで見られる。)
オオクロヒョウタンカスミカメ(体長4~5mm)
P.choii Josifov
の4つ。
中でもオオクロヒョウタンカスミカメが一番近いと思うんだけど。
つくづく、上からの画像が撮れないまま、逃げられたことが悔やまれる。

ヒョウタンカスミカメ族は、資料が少なく、生態がよく分かりません。
資料探しを含めて、今後の課題とします。


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