KONASUKEの部屋

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ツクツクボウシ初鳴き230813

2023年08月20日 | カメムシ目
8/13(日)、今年初めて、ツクツクボウシが鳴くのを確認しました。
ちなみに水戸では8/10(木)には鳴き始めていました。

過去の記録と比較してみると…
2013年 記録なし
2014年 8/7
2015年 7/31
2016年 8/6
2017年 8/5
2018年 8/1
2019年 8/7
2020年 8/10
2021年 8/1
2022年 8/6
2023年 8/13

今年は例年より遅いことが分かります。
ツクツクボウシと言えば、セミのアンカー。
これが鳴き始めると、いよいよ夏も残りわずか、って感じですが。
もしかしたら、連日の猛暑が発生や鳴き始めを遅らせているのかも知れませんね。

ツクツクボウシのデータ
分類:
カメムシ目ヨコバイ亜目セミ科セミ亜科
全長:
40~47mm
体長:
26~33mm
分布:
北海道、本州、四国、九州
平地~低山地
成虫の見られる時期:
7月下旬~10月初旬(茨城県8~10月初旬)
卵・幼虫で冬越し
エサ:
成虫・・・サクラ、カキノキなど多くの樹種の汁
幼虫・・・広葉樹に多い傾向があり、土中で根から吸汁する
その他:
頭部と前胸背は主に暗黄緑色又は暗黄褐色に黒色地の斑紋がある。
中胸背と腹部は大部分黒色で、暗黄緑色の斑紋がある。
体表面に金色の微毛が生える。
前翅は長い。
全長は50mm以下で、前翅の褐色紋は一列。
(エゾハルゼミ、ヒグラシは二列。)
前翅の紋は二個。
(ハルゼミは四個。)
♂は♀に比べて明らかに腹部が大きい。
♂の腹弁は三角形で、先端は尖り、ときには外方を向くことがある。
(ヒメハルゼミは腹弁が饅頭型で、腹部側面に角状突起がある。)
腹弁の先端は第4腹節の中央には届かない。
腹弁の内側の基部が淡黄褐色で他の部分が黒いものが多いが、全体が黒色のものもある。
♀の腹端は長く、産卵管が裸出している。
独特のリズミカルな声で鳴く。
「ジュージュクジュク・・・」という序奏のあと、「オーシツクツク」という単位を繰り返した後に「オシオーシ」に変えて数回繰り返して終了する。
(屋久島産は「オシオーシ」がない。)
近くにいる他の♂が合いの手を入れることがあるという。
(邪魔しているという説もある。)
和名は鳴き声に由来する。
鳴く際、腹部を伸び縮みさせる。
午前中からほぼ一日中鳴くが、夕方に特に良く鳴く。
広葉樹林で見られるが、社寺境内、公園、市街地にも見られる。
大木の高い位置に止まっていることが多い。
普通種で個体数も多い。
産み付けられた卵は、翌年の梅雨時に孵化する。
幼虫は地中性で、湿気の多い土中を好む。
土中で5回の脱皮をする。
飼育下では幼虫期間は2年ほどとの記録があるようだ。
自然状態ではそれより長いのか短いのか、情報が入り乱れている。
抜け殻は全長23より大きく、26mm未満で細長い。
(チッチゼミは全長20mmより小さい。)
光沢はなく、腹の黒色帯は不明瞭。
(チッチゼミは光沢があり、腹の黒色帯はハッキリしている。)
体は細長く、泥は付着していても、体の一部のみ。
(ニイニイゼミは体に丸みがあり、全身に泥が付着する。)
触角第3節は第4節より長い。
(ヒグラシ、エゾハルゼミ、ヒメハルゼミ、ハルゼミは触角第3節が第4節より短い。)
セミヤドリガ幼虫、ツクツクボウシタケ(冬虫夏草の一種)に寄生される。
参考:
茨城の昆虫生態図鑑(メイツ出版)
ポケット図鑑日本の昆虫1400①(文一総合出版)
検索入門セミ・バッタ(保育社)
かたつむりの自然観撮記
虫ナビ
Hondaキャンプ
ホンジュルジュ
ほか


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