今月1日に400回を達成してから、金剛山へは20日間も行けておりません。。。
コロナによる緊急事態宣言に加え、お盆前から続く異常な長雨。
そして私自身の骨折という、3重苦が原因です。
ちなみに、股間強打による恥骨の亀裂骨折。。。
なので、今回記事は(ぶつけた場所が場所だけに)生々しく、そしてけっこうな長文なので、
ご興味ある方だけ、お読みいただければと思います。
また、金剛山とは関係ありませんので。。。
さて、事故発生は、実家の庭。
深い側溝(下写真)の草むしりをしているとき、かなり無理な体制で手を伸ばした拍子にズルっと足が滑って、
コンクリートの角に思いっきり股間を打ったわけです。
潰れた!!と思いました。
痛いというよりも、目の前が真っ白になって、一気に血の気が引いていくのが分かりました。
そして吐き気が。。。
なぜか股間よりも、下腹部に鈍痛が走ります。
しばらくはまったく動けず。
5分くらいして、何とか動けるようになるも、怖くて股間は見れず。
とりあえず服の上から触って、血が出ていないことを確認。
もう5分くらいしてから、恐る恐る、確認。
なんだか鼠径部あたりに、ピンポン玉強の膨らみができています。
これを見て最初は、「ぶつけた勢いで、睾丸が体内にめり込んだ」と思ってしました。
冷静に考えればそんなわけないですが、このときはパニック状態。
そんなことを思うと、余計に気分が悪くなって、また吐き気が。
陰部も異常に膨れ上がり、変なところに、しこりができてもいます。
この時点では、ぶつけた箇所をまだ正視できずに、脂汗をかきながら、1時間以上、とにかく仰向けになっていました。
今思えば、この時点で救急車を呼んでも良かったかもしれません。
そして1時間以上経って、ようやくマシになってきて、歩けるようになります。
吐き気もおさまました。
陰部は異常に膨れ上がっているものの、じっとしていれば、それほどの痛みではなくなってきました。
ただ、最低限の動きができる程度で、その日はその後、ほぼ横になっていました。
【人生初の、泌尿器科へ】
2~3日して腫れや痛みはかなりマシになるものの、とても走ったりできる状況ではなく、
また、陰部全体がグロイ紫色に染まります。
動くとしこり部分が痛く、さすがにこれは病院へ行かねば、、、と。
この時点で、直接打ち付けたのは、どうやら陰部ではなく、鼠径部だったかな、と推察できる余裕もできていました。
ただ、場所が場所だけに、整形外科ではなく、あえて泌尿器科へ行ってみました。
人生初の泌尿器科で緊張します、まさか、こんな理由で行くことになろうとは。
泌尿器科では、初診ということで、(来院原因問わず)いきなり尿検査。
いや、違うんだけどな・・・と思いつつ、期せずして健康診断を受けることができました(異常なし)。
そして診察で、股間強打の話をすると、医者に「いや、君、それは整形外科だろう」と。
なんだかすみません、ってな空気になりました。
医者には、「俺、専門ちがうのに・・・」と、若干嫌みを言われつつも、触診とレントゲン。
すると、「恥骨、折れているかもしれない」「しこり、血の塊かもしれない」とのこと。
そして言うには、「恥骨は折れてたら、入院」「血の塊は、切開して取らないと」と。
これには、また血の気が引きます。
まさか、そこまで重症とは、、、たしかに強打してしばらくは最悪のことも考えましたが、
一応、痛みはマシになってきていたので、ちょっと楽観視していたようです。
そこで紹介状を書いてもらい、整形外科と泌尿器科のある総合病院へ。
【骨折判明、そして陰部はMRI検査も、、、】
整形外科ではもう一度レントゲンを撮って見てもらい、恥骨の亀裂骨折が判明。
まぁ、いわゆる骨にヒビですね。
もっとポッキリいってたら入院(絶対安静)でしたが、それはなんとか逃れました。
そして、場所が場所だけに、安静にするしかないのこと。
泌尿器科では診察のうえ、MRI検査。
おそらく、人生初のMRI(今回、人生初をイロイロ経験しています)。
全身を固定され、巨大な筒の中に入って、ガー、ビー、とうるさい音に30分ほど耐える検査です。
これ、人によってはかなりキツイのでは、、、と思いました。
実際、問診では「閉所恐怖症ではないか?」などいろいろ聞かれました。
個人的には、昔に指宿で入った砂風呂みたいで、ちょっと面白かったですが。
で検査の結果、やはり、しこりは血の塊でした。
というか、陰嚢の中全体に血が広がっている状態で、睾丸が下の方で圧迫されていました。
そう、自分で触っても、睾丸が1つ確認できなかったので焦っていましたが、そういうことだったんですね。
これを見て、「陰嚢を切開して、血の塊を出して、キレイに掃除して、、、」と、
医者が怖いことを言い始めます。
個人的には、恥骨骨折よりも、こちらの方が深刻です。
ただ、いろいろ話するうちに、「僕は外科なんで、できれば切りたいんだよね、でも、このまま様子見てもいいかも、、、」と、救いのお言葉が。
はい、経過観察でよろしくお願い致します。
なので、経過が悪いと、まだエライことになる可能性はありますが、
おそらくは、このままやり過ごせることになりそうかと(しばらくは定期的に診察)。
【ぶつけたときは、即、冷やすべし】
いずれにせよ、かなり出血していたみたいで、これには、すぐに冷やさなかったことを激しく後悔。
打撲は即、冷やす。
これでもか、というくらいに冷やす。
しっかり冷やすことで血管が収縮し、内出血をかなり抑えることができるわけですね。
高校時代にスポーツ(柔道)をやってので、身に染みて、分かっていたはずなのに。
今回、これを怠った(というか、それどころではなかった)ことが、大きな反省です。
少しでも反面教師にしていただければ幸いです。
あと、靴裏がツルツルになったサンダルは、即、新しいものに買い替えましょう。
今回、速攻で新しいサンダルを買いました。
【まさかの出番、ローチェアー】
実は先日、次に金剛山に登ったときの「お楽しみ」として、折り畳み式ハンモックローチェアーをゲットしておりました。
これで山頂でのんびり、チェアーリング(自然の中などで、ただただイスに座ってくつろぐこと)を楽しもうかと。
今回、安静にということですが、さすがにずっと寝てはいられません(体はいたって好調)。
かと言ってデスクチェアーに長時間座っているのは、ヒビの入った恥骨&血の詰まった陰嚢にはよろしくありません。
そこで偶然ですが、このハンモックチェアーがバッチリなのです。
やさしく体全体を包み込むように座れるので、恥骨&陰嚢への負担は少なく、リラックスできます。
しばらくはこれで、部屋で読書三昧となりそうです。
と、最後にムリヤリ、金剛山をからめてみました。
さて、腕や足を骨折したことのある人は多いと思いますが、恥骨骨折はそれほど多くはないと思うので、
今回の事故で、武器(ネタ)が1つ増えたと思えば少しは救われます。
転んでもタダでは起き上がらない根性は健在でございます。
将来、何か病気になったときは、たぶん、闘病記的な本を出版するかと思います。