猫はあんまり好きではないけれど、ちょっといい感じ、ホロリとくる本。
10年たつと特別な能力が備わるらしい。
やっぱり化け猫からくるのか?
タマオは、夜だけ人間になる力。
そこはちょっと笑えます。
2014年63作目 ★★
猫はあんまり好きではないけれど、ちょっといい感じ、ホロリとくる本。
10年たつと特別な能力が備わるらしい。
やっぱり化け猫からくるのか?
タマオは、夜だけ人間になる力。
そこはちょっと笑えます。
2014年63作目 ★★
瀬戸内海の島にすむ4人の高校生を廻るお話。
それぞれ自分のやりたいことをしつつ、相手を思いやりまさに「兄弟」
以上のつながりが、いい。
源樹が母子手帳を観るところや、
最後、クールな衣花が思いをあふれさせるところは
熱いものがこみ上げてくる。
読んだ後さわやかな気持ちになれる一冊。
2014年 2作目 ★★★
すっかり銭湯と化しているスポーツジムの本来の機能?!ジムやスタジオに
行ってみました。
結構楽しかったし、今体中が気だるい・・・
また、時間を見つけて運動しないとだ。
天璋院篤姫をも手を焼いた和宮の本。
全く知らなかったのですが、
将軍家に来た和宮は偽物だったって説があるらしく、
この本はそれを元に書かれたもの。
最初の偽玉となる女中フキの話から始まる。
和宮にさせられても、結局道具でしか無いから、
孤独・不安から江戸への道中で狂ってしまう。
結局お役御免として打ち捨てられ、第二の替え玉と
なるのは豪農の左手のない娘。
この人は教養も礼儀もあるため、つつがなく代役を
務めたこととなっているがこの人の胸中は一切出てこず、
世話をする少将の回顧としてあっさり終わる。
小説としては、手紙とかに文語体がバンバンでてきて
すごく読みにくいし、公家のずるさがよく出ていて
最初は気力が必要。
でも、フキが狂ってしまうところから引き込まれる。
和宮替え玉は設定としては、面白いけど、
あり得ないでしょうね。
恐らく戦時中、天皇家が徳川に負けたと
したくなくての作り話ではないかと思いました。
この話でも、14代将軍亡くなった後、和宮が京都に
戻るところは胡麻化してました。
行ったところもない京都へ替え玉和宮が帰りたいなんて
言わないでしょうからね。
風邪をひいたらしい・・・
熱は出ないのに、先週から咳が止まらない。
布団に入るとすごくて、ほとんど眠れなかった。
医者に行っても特に問題はないと、いつも
言われるけど、私の咳はみんなびっくりする位
深い咳。薬もらっても対してかわらない。
でも、まずいって思うとますます止まらなくなる。
今日はよく眠れるといいのですが。
夢枕獏の陰陽師シリーズ初めての長編。
このシリーズは平安時代、陰陽師・阿倍清明と博雅が
鬼やら死霊・生霊の事件を解決していく話。
二人でいつも庭を眺めながら酒を交し、
「ゆくか」
「ゆこう」
そういうことになった。
で始まる平安の典雅なゆるい感じが好きで
必ず読んでましたが、これは知りませんでした。
「生成り」とは人間から鬼に変わる途中のものだそう。
この話は博雅の切ない恋、よい漢(おとこ)ぶりが
しみじみと切ない。
人間の心には必ず鬼が潜んでいる。
他人の心は思い通りにはならないってわかっていても
鬼になってしまう哀しさ。
でも、それを救うのも人の心なんですよね。
泣けます。
号泣というよりシミジミ心の奥底が、泣けます。
「カ行」「タ行」で激しくどもる中学の国語教師、村内先生。
彼は、色々な学校をまわり、「ひとりぼっち」の生徒に
寄り添い救う先生。
中学・高校のときって、若さ故かみんな他人に対する
許容量が少なかったと思う。
ちょっと違う子は、いじめはしないものの何か
輪からはずれている感じがしていた。
そういうちょっと違うとしてはずされちゃった子や、
はずす行為に反発を感じて苦しんでいる子達に
村内先生は
「ぼっぼぼくは、たたたたったいせつな こここっとしか
言わない」って
人間にとって「大切なこと」に気づかせてくれる。
人間は本質孤独だけど、それを一緒に感じることができるんだ
って気付かせてくれる。
だけど、わたしは村内先生が一番孤独だろうなあって
思ってしまいました。
彼自身は、いつも色々な学校に行き、人間関係ができると
すぐまた別のところへ。
だからこそ、子供たちの「ひとりぼっち」を救えるのかも・・・。
この週末は、近所で安いお買いもの。
流行りのムートンもどきブーツとユニクロで
スキニーコーデュロイパンツetc
土日のジム用。といいつつ今週は一ヶ月ぶりの
ジムでした。こちらもさぼり気味で反省
切ない!
男女の恋愛はいい人だけじゃ、成り立たない。
何か一滴のトキメキエッセンスがないと・・・。
今ではすっかり有名な物理学者 湯川学、通称ガリレオの
でてくる推理小説。
謎解きは、著者により意図的に隠されているとか
問題になったらしいけど、面白いし、とにかくみんな
いい人で切ない
推理小説なので、あらすじは知らないほうがいいかな
ということで省略
これは、映画にもなっているので観にいくことにしました。
大好きな福山もでてるしね
でも、石黒のキャスティングが堤真一?
ちょっと格好良すぎるでしょう。
柔道家 山下(古い?)っぽい人を想像しながら
読んでいたんだけどな。
最近、あるプロジェクトで委託している会社の人との
打ち合わせが多い。
M社もN社も、私くらいの年次の人と、20代の人のペア。
20代男性は我が部にはいないからかわいい
わたしはM社の方が好みだな
N社は頭はよさそうだけど、ちょっとぽっちゃりなのよねえ。
でも、彼らからすると大事なお客で、立派なおばさん・・・。
すっごい気を遣っているのがわかる
久し振りの石田衣良です。
小学5年生の担任中道良太の1年。
大人になりきれない純粋さを持つ良太が、事件ごとに
子供たちと一緒に成長していきます。
思わずホロリと涙する場面もあります。
でてくる子供たちの純粋さは、美化されているのかも
しれないけど、今も昔も子供の良さはありますよね、きっと。
puriさんの息子さんの読書感想文はこっちの方が
よかったかも。遅くなってごめんなさい
本の中で何度も力説されていた
「小学校の教室は密室で先生の独壇場」
納得感あります。それだけ学校の先生は責任があると
思います。
わたしも、小学3年の途中から習った女性のNA先生には
前にも書きましたが本当に良い影響を受けたと感謝してます。
今も年賀状だけはやりとりしてて、いつか会えるといいなって
思ってます。
そのかわり、3年の初めと5・6年の担任は男性で、
親は喜んでいたけど、エコヒイキが酷くて嫌いでした。
できなくて大人しい生徒は、先生の機嫌が悪いとずっと
つるしあげでいじめられ、時々教室の後ろまで
こづかれ続けてました。みんな見ないふり
せっかくの晴れの連休・・・
全然予定もなく、ひたすら夏物洗濯とアイロンかけなど
家事に追われてすごしました。
明日から、席替えで背後に大嫌いな部長がななめ45度に。
PC画面丸見えなので、出社が憂鬱です。
乳がんに侵された女性千恵さんの闘病の記録です。
最初から泣けてしまいます。
この本は、TBSのドキュメンタリーをそのまま活字に
しただけなので、是非、YOU TUBEで元を
観ていただくのがいいと思います。
というか、1年以上たっているのでみなさん観てしまって
いるでしょうね。①~⑪まであります。
本を読んでいるときこんな彼女の言葉がありました。
「みなさんに明日が来ることは奇跡です。
それを知っているだけで日常は幸せなことだらけであふれています」
素晴らしい言葉です。
ただ、泣きながら、心の中でどこか、冷めた部分がありました。
自分だったらって考えてました。
もう、これからつらいことばかりで、楽しいこともない自分の「明日」
こないことも楽なんじゃないか。
死と向き合う、そのことは恐怖だけど・・・
彼女はまだ若いから、夢も希望もあったけど・・・って
驕ってました。
骨が折れるほどの痛みよりつらいことなんて、無いです。
また、恋人がとっているビデオの中で
「病院でいつも何してるの?」との問いに、
彼女はふっと真面目な顔になり黙ったあと、
カメラをみて一言
「生きてる」
彼女の視線が私に刺さりました。
YOU TUBEの「余命1ヶ月の花嫁 完全版④」です。
小学5年生のとき、ボイジャー1・2号を観ようと
丘に上った4人、シュン・トシ・ユウ・ミッチョ。
将来、この丘を遊園地「カシオペアの丘」に
しようと誓って。
それから30年たって、ある事件をきっかけに
幼馴染4人が遊園地「カシオペアの丘」に、
集まることに。
でも、その中の一人シュンは、進行の早い癌。
主題は、「贖罪」、その中の一人は癌となったら、
もう泣けます。初めから。
ちょうどこの4人は昭和43年生まれで、
ストーリーでは40になったところ。
思い切り共感してしまいました。
ちょっと、盛りだくさんすぎる感はありましたが、
私は考えさせられました。
ただ、ミッチョがトシを最高というのは
共感できなかった。
今日はで過ごしやすかったです。
柔道、男子は内柴が金メダル
女子は中村が銅メダル
田村と同じ銅でも、中村は19歳、
これからの期待のですね。
でも内柴の相手ダルベレが、どこか怪我した
みたいで心配です。
勝負で仕方ないとはいえ、後味悪いですね。
柔道は、日中ジムのマシンで歩きながら
観ていたのですが、選手が技をかけようとすると、
つい自分も体が傾き、あっちにヨロヨロ・・・
こっちにヨロヨロ・・・危ない危ない
でも、サッカーは予選敗退だし、
バレーも1試合目落とすし・・・世界の壁は厚いです。
ちなみにバレーの対戦相手イタリアの監督
渋くてカッコいい ちょっと注目。
内柴の顔も好きです。そして、奥さんも綺麗でした。
これから、テレビが楽しいです。
再婚同士の両親とその連れ子4人の兄弟姉妹という、
ちょっと複雑な家族の一人一人の視点で描かれた短編集。
物語の発端となるのは、母の葬式。
バラバラだった家族が集まることになり、それぞれの近況・回想が
・二男暁(あきら)
・末っ子 美希
・上の妹 沙恵
・長男 貢
・長男の娘 聡美
・老父 重之
とつづられる。
ただの再婚と思いきや、読むにしたがってもっと複雑なことが明らかに。
実はもともと愛人で、連れ子は実は実子。
昔の少女マンガのように、好きな人が兄弟だった!?
なんだけど、そこは大人の苦悩として描かれている。
同じ事柄も見方を変えて描かれていて、よりリアリティが出て切ない。
死んでしまった母の気持ちも読みたかったなあ。
書かぬが花なんでしょうけど。
なかなかお薦めでした。
7日は従兄の結婚式でした。
お相手は8つ下の女性でとっても可愛らしい人だったみたいです。
両親が列席しましたが、なんだか母親の結婚熱がちょっと再燃した感じ・・・。
「男性が若くてもいいじゃない?いないの?」
うーん、私はいいけど、相手がいいって言ってくれるかの方が問題だと思うんだけどな
多分親にとっては、娘が一番なんでしょうけど・・・(笑)
しばらくは 大人しく聞いてやりすごすしかないですね。
これを読みながら、電車の中にもかかわらず、泣いてしまいました
今日は疲れたから寝ようと思ってましたが、
やっぱりすぐに書こう!と思って、まず画像取り込みのために、
amazon見たら・・・
結構賛否両論。
「否」のコメントにちょっと気勢そがれました。
私はおとぎ話の一種だと思ったので、ありえない話というのも
気にならなくって、淡々とすすむ文体も結構好きでした。
それより何より、後半の母の愛と、なかなかそれに
応えられない娘の葛藤とかにしました。
あとは、「食べる」ってことは、他の命をもらって、自分が生きていく、
ある意味残酷で、決して綺麗事じゃないんだって改めて思いました。
「食べる」って残酷だから、どこでもマナーとかで
隠そうとするんですよね。
でも、料理をして食べさせるって、やっぱり私も最高の愛情だと思います。
今はまだ、はずかしながら、作ってもらうばっかりだけど・・・
やっぱり、この本はお薦め。泣けると思います。
表扉をめくったところにあった「10の約束」
これを読んだだけで、 。
それは、小学校3年から就職するまで飼っていた犬のコロを思い出したから。
10の約束は、
1私と気長につきあってください。
2私を信じてください。それだけで私は幸せです。
3私にも心があることを忘れないでください。
4言うことをきかないときは理由があります。
5私にたくさん話しかけてください。人のことばは話せないけど、わかっています。
6私をたたかないで。本気になったら私の方が強いことを忘れないで。
7私が年を取っても仲良くしてください。
8私は十年くらいしか生きられません。だからできるだけ私と一緒にいてください。
9あなたには学校もあるし友だちもいます。でも私にはあなたしかいません。
10私が死ぬとき、お願いです、そばにいてください。どうか覚えていてください、私がずっとあなたを愛していたことを。
9は、大学入って自分の生活が楽しくなってからはほとんど破ってる。
10は、いてあげられなかった
ほんとにダメな飼い主
わたしがとっても飼いたくって、お願いしたら、いい成績とったら飼ってあげると言われ、小学2年生なりに頑張りました。
成果あって、イチゴの紙箱に入って私のところにやってきました。
でも、子犬って鼻が短いのでブルドックだと間違えて、私は大泣き
その頃は血統書つきなんてみんな飼ってなかったから、もちろん雑種。
名前もころころしてたから、コロ・・・
でも、この本に出てくるソックスなんかより、ちゃんとソックスはいてました。
茶色だけど、4本とも全部そして尻尾と鼻の先も白。
結構毛並みも綺麗でよく褒められました。
柴犬よりちょっと大きいくらいだったけど、小学生の女の子より力があるので、いつも散歩の途中で綱を振り切って逃げられてました。
追いかけると逃げるけど、帰ろうとすると近くでからかうように走りまわって・・・でも絶対綱はつかまえさせてくれなかった。
「コロがにげたあ~」というのは近所でも結構有名だったらしい
飼い主に似るって言われるけど、ものすごい食いしん坊で、ご飯をいくらあげても落ちてるものまで食べてました。
ポテトチップの空き袋に頭を突っ込んで大騒ぎするのは当然。
あるときなんて、ずっと元気がないので病院に連れて行ってレントゲンまで撮ったのに、全く原因がわからない。
もう駄目なのかと思っていたら・・・。
なんと脇腹から竹串が突き出てきました
どうやらどっかで焼き鳥の竹串まで食べてしまったのが、自然に出てきたらしいのです。
出てきたあとは、それまでがウソのようにピンピン。
獣医さんもビックリしてました・・・
とってもいい子で、食べているものに触らないかぎり、うなりも噛みもしなくて、小さい子が尻尾を振りまわしても、困った顔をするだけでした。
女の人とかは「いい子ね!」って寄ってくるのですが、次の瞬間「きゃあ!」
必ずすごい勢いでスカートの中に頭を突っ込んで、匂いを嗅ごうとしてました
今も犬は欲しいけど、私はほとんど家にいなくって、また寂しい思いをさせてしまうから、飼えないです。
そうそう、ストーリーはお母さんを亡くしたアカリとそれと前後して飼い始めたソックスとの交流の話。
どうやら実話らしく、話自体もいい話でした。
小川洋子の「ミーナの行進」。
小川洋子は「博士の愛した数式」がすごく有名。
これは映画にもなったけど、視点がすごく優しくて、泣けるすごくいい本だった。
「ミーナの行進」もやっぱり視点が優しい。
ミーナは、クォーターの芦屋のお嬢さん。
喘息持ちで体が弱いので、小学校には小さなカバのポチ子にのって登校
その従妹である朋子が1年間、彼女の家に居候したときのお話。
登場人物はすごく少ないし、セリフも少ないんだけど、
自分も朋子やミーナと成長している感じがして、
読み終わった後ほのぼのした気分になります。
表紙やマッチ箱の挿絵もレトロな感じで素敵です。
ポチ子が死ぬ場面は、私が前飼っていた犬(コロ)が
いなくなった時を思い出して切なくなりました。
私も、自分のことにかまけていて、
コロが死んだときにいてやれなかったんです
角田光代の「Presents」読みました。
この著者の本は「対岸の彼女」を読んだことがあるけど、賞をとったわりには別にって感じがしました。
でも、この本は装丁がかわいくて前から気になってたので、読んでみることにしました。
ほんとにプレゼントみたいな感じの本なのです。(あとがきを見るとそれをねらっていたようですが)
内容はプレゼントに関する短編集だけど、思わずホロっと泣けます。
若いときは泣けなかったかもしれないけど、今はいろいろそのプレゼントに込められた思いがちょっとはわかってしまいます。
プレゼントって貰うのもうれしいけど、あげるのも色々と相手のことを考えてすごく楽しい。
相手が喜んでもらえるともっともっとうれしい。
プレゼントは物だけじゃなくって、言葉のプレゼントもあると思います。
わたしはあんまりうまい言葉を見つけられないけど、こういう言葉のプレゼントもすごく嬉しいです。
秋に会社の先輩gさんが昇格お祝いにってくれたプレゼントは思わず涙しました。
その先輩は、私より8年上で、入社したときからお世話になってました。
でも、実は妙に先輩顔して教えるわりには若ぶって私たちと同じって主張したり(ごめんなさい!)して、あまり好きじゃなかったのです。
でも、「単におめでとうってだけじゃなくって、記念になるものをこれを見て、また頑張ろうってなるものをあげようと思ったの。私も先輩にもらって励みになったから」って言われて、今までどうせ私なんてってちょっと屈折してた気分が前向きになれました。
私もまた次の人に還していきたいなって思いました。(実は私の下って就職氷河期でほとんど人がいないけど)
屈折してたので、ほんとに今まで私の愚痴に付き合ってくれていた人にしか言ってなくって(学生時代の友達には昇格してないことも言ってなかった)、もちろんg先輩には言ってなかったんです。
それなのにわざわざお祝いしてくれて本当に感動でした。
相手を思ってあげるプレゼントってほんとにいいです。