読書物語335

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ミーナの行進

2008-03-18 22:14:40 | ほろりの本

小川洋子の「ミーナの行進」。

小川洋子は「博士の愛した数式」がすごく有名。

これは映画にもなったけど、視点がすごく優しくて、泣けるすごくいい本だった。

 

「ミーナの行進」もやっぱり視点が優しい。

ミーナは、クォーターの芦屋のお嬢さん。

喘息持ちで体が弱いので、小学校には小さなカバのポチ子にのって登校

その従妹である朋子が1年間、彼女の家に居候したときのお話。

 

登場人物はすごく少ないし、セリフも少ないんだけど、

自分も朋子やミーナと成長している感じがして、

読み終わった後ほのぼのした気分になります。

表紙やマッチ箱の挿絵もレトロな感じで素敵です。

 

ポチ子が死ぬ場面は、私が前飼っていた犬(コロ)が

いなくなった時を思い出して切なくなりました。

私も、自分のことにかまけていて、

コロが死んだときにいてやれなかったんです

 

 

 

 



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