天璋院篤姫をも手を焼いた和宮の本。
全く知らなかったのですが、
将軍家に来た和宮は偽物だったって説があるらしく、
この本はそれを元に書かれたもの。
最初の偽玉となる女中フキの話から始まる。
和宮にさせられても、結局道具でしか無いから、
孤独・不安から江戸への道中で狂ってしまう。
結局お役御免として打ち捨てられ、第二の替え玉と
なるのは豪農の左手のない娘。
この人は教養も礼儀もあるため、つつがなく代役を
務めたこととなっているがこの人の胸中は一切出てこず、
世話をする少将の回顧としてあっさり終わる。
小説としては、手紙とかに文語体がバンバンでてきて
すごく読みにくいし、公家のずるさがよく出ていて
最初は気力が必要。
でも、フキが狂ってしまうところから引き込まれる。
和宮替え玉は設定としては、面白いけど、
あり得ないでしょうね。
恐らく戦時中、天皇家が徳川に負けたと
したくなくての作り話ではないかと思いました。
この話でも、14代将軍亡くなった後、和宮が京都に
戻るところは胡麻化してました。
行ったところもない京都へ替え玉和宮が帰りたいなんて
言わないでしょうからね。
風邪をひいたらしい・・・
熱は出ないのに、先週から咳が止まらない。
布団に入るとすごくて、ほとんど眠れなかった。
医者に行っても特に問題はないと、いつも
言われるけど、私の咳はみんなびっくりする位
深い咳。薬もらっても対してかわらない。
でも、まずいって思うとますます止まらなくなる。
今日はよく眠れるといいのですが。