山登りは突然に・・・。
・・・始まるのでなく、年末から気象予報と地図、ライブカメラの映像を眺めながら 2011年の初登りを絞ってきました。
結果、決まった山は塩塚峰(標高1,043m)。
朝のライブ映像では山頂に雲がかかっているものの、徐々に回復することを期待し装備を調えて出発です。
駐車場所は最終集落のすぐ奥で確保しました。
積雪は路肩で15cm程度、車の走行跡では早朝に降ったと思われる雪が2cmほどと、歩きにはまったく問題ない状態です。
スタートしてすぐに「頂上まで4.7km」の道標、ということは往復10kmの行程となります。
沢山のヤマガラ(山雀)にお出迎えを受け、ノンビリと撮影していると雲間に青空も見えはじめました。
塩塚峰は愛媛県と徳島県の境に位置しており、両県側で山頂近くにキャンプ場が整備されてます。
周りを遮るモノが無いことから、星空を眺めるには絶好の場所のようですが、
こんな看板がありました。 ↓
夜間に目撃情報・・・となれば星空観察の期間はかなり限定的なのか・・・。
キャンプ場を過ぎる頃には雪の深さも若干増してきました。
時間を稼ぐため車道をショートカット、と言っても短縮距離は僅か・・・。
林間コースに入ると誰も踏みしめていない雪道が続いており良い感じです。
スタートしてから1時間ほど経過しました。
年末から摂取しすぎた麦エキス・米エキスが汗となって吹き出してます。
リュックの中からペットボトルを出して、水分補給を兼ねて小休止。
今は狩猟期間とあって、あちらこちらに猟犬の踏み跡が残ってます。
登ってくる途中もハンターと思われる方が運転する2シーターの車両(通称 Kトラ)とすれ違いました。
このとき熊避け鈴を忘れたことに気付いたのであります。
ハンターに追われパニクった猪に遭遇しないように祈りながら進んでいると愛媛側登山ルートとの分岐に到着しました。
遠回りとなりますが、今回は徳島側にある展望台(?)を経由し山頂に向かうこととします。
鉛色の空ですが、頂上付近の雲はなくなり素晴らしい景色と
霧氷をまとったススキ野が広がってます。
今シーズン初、展望にて 「おにぎり」 を頂きました。 (※今回は愛妻弁当ではありません。)
背後に目的地の山頂が見えます。
腹ごしらえも終わり展望からの眺望も堪能したので、軽いアップダウンの続く縦走路を頂上へ向かいます。
ここまでに会った人は猟師さんだけ・・・独占状態は続く。
見事な自然の力。
冬は色んなところで風の流れを見ることができます。
そして自分が歩いてきた足跡も・・・。
出発してから丁度 2時間が過ぎて山頂に着きました。
山頂は、年が明けてから誰も踏んでいないようです。
雪も山頂の北側では風に飛ばされて、所々に土が見えてます。
見渡せる高い山の頂上は雲の中に隠れてますが、青空も広がりました。
今年初、地球に生まれて良かった~
眺望を堪能し汗も引いてきたので、帰りは愛媛側より下山することにします。
夏は高冷地野菜が栽培されている畑も一面雪に覆われおり、
こちらでも動物の踏み跡がたくさん残ってます。
愛媛側も景色が素晴らしい。
下山もヤマガラ(山雀)の見送り付きです。
寒い冬を何処で過ごしているかは分かりませんが、かなり多くの数を見掛けることができました。
真新しいオフロード車の走行跡を通りながらキャンプ場まで降りてきました。
↑ こちらは コテジ
最高の山登りでスタート
2011.1.2 の記録でした。