「味噌の仕込みは大寒の水を利用するもの」と、母親の教えを忠実に実行するため、
今シーズンも大寒を少し過ぎたこの時期に味噌作りをしました。
まずは材料(大豆・米麹)の調達からです。
大豆は近くの米穀店で購入することができず、産直市やJA系列の店を探してみたもののかなり割高。
結局、車で40分程の毎年購入している商店で購入しました。
500円/kgの大豆(北海道産)を3kg購入。
一番高かった産直市に比べると半額です。
次に米麹です。
麹の必要量は大豆の1.5倍、で4.5kgを購入。
こちらは近くの醤油を製造している店で分けて頂きました。
作り方
①材料 大豆 3kg 米麹 4.5kg 塩 1.5kg
②大豆を水で戻す
・前日から購入した大豆をよく水洗いし、水につけて戻す。
(12時間前後が目安です。)
(水に漬けると倍以上の大きさに膨らむので、大きめの容器でたっぷりの水に漬けます。)
③大豆を煮る
・水に漬けておいた大豆をザルに上げ、水をきった後に鍋へ移す。
・指で簡単に潰れるくらいまで煮る。
(3時間くらいが目安です。)
④塩切り麹を作る
・大きなボウルで米麹をよくほぐし塩を混ぜる。
(ムラが出来ないように丁寧に混ぜます。)
・この時、塩はすべて使わずに一握りくらい残しておく。(※後で利用します)
前日から水に漬けた大豆
米麹
⑤大豆を潰す
・柔らかくなった大豆を鍋から大きなボウルなどへ移し、熱いうちにまんべんなく潰す。
(煮汁は後で使うので、捨てずに小さな鍋等に少し残しておきます。)
(潰すにはミンサーが有れば便利ですが、ポテトマッシャーを使いました。)
⑥材料を合わせる
・大豆が潰れたら塩切り麹を入れて、まんべんなく混ぜ合わせる。
(硬いようであれば、煮汁を少し加えて混ぜます。)
(耳たぶくらいの柔らかさが目安です。)
熱いうちに潰す
塩切り麹を合わす
よく混ぜ合わせる
⑦容器に詰める
・きれいに洗浄した容器の内側にビニール袋を広げ、この中に練った大豆を詰めていく。
・大豆は野球ボールくらいの大きさに丸め、底に投げつけるように詰める。
・入れ終わったら、手で押して空気を抜きながら平らにする。
・残しておいた塩を表面にまんべんなく振る。(※カビ予防になります)
・ビニール袋から空気を出し切って紐で縛れば仕込みは完了。(※今シーズンの仕込量は14kgでした)
⑧仕込みの後は、暗いところに移し熟成させます。
お盆を過ぎる頃には手作り味噌を食べることができますが、1年くらい経った方が美味しくなります。
容器に詰める前に丸くする
容器の外側から詰める
袋の空気を出して縛る
出来上がりはこんな感じ → 2010作
手間と時間はかかりますが、 手作り味噌 ならではの 美味しい味噌汁 を味わう事が出来ます。